6月14日に発売された「小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017」が、6月26日付のオリコン週間ランキングで写真集部門の1位に輝いた。この結果に出版業界は色めきだっているという。
その小池都知事に刺激されたのか、1歳年下の歌手・小林幸子も写真集をリリース。こちらはケンタッキーフライドチキンのキャンペーンで抽選により10名限定で当たる写真集で、市販はされないが小林にとっては人生初写真集となる。中にはホットパンツ姿のシーンもあるようで、さっそく話題になっているようだ。
「小池都知事は64歳で小林は63歳。普通なら誰がそんな写真集を買うんだという話になりそうですが、いまやオジサン向け商品の市場が盛り上がっているのです。155万部のモンスター商品となった宮沢りえの写真集『Santa Fe』が発売されたのは91年で、当時の20代はいまや47~56歳の立派なオジサン世代。その世代にはネットやスマホに乗り遅れた人も少なくなく、写真集のようなアナログな商品への需要は意外に根強いんですよ」(芸能ライター)
最近のアイドル撮影会では“カメコ”ではなく、年齢の高い“カメジイ”がメインの顧客層になっているという話もある。やはり中高年層は動画よりも、写真のほうがグッとくるのだろうか。
「小池都知事写真集のヒットを受け、出版界もさっそく動き出しています。たとえば44歳の宮沢りえで『Santa Fe』の続編をもくろむ出版社は少なくありません。今後は原田知世や石田ゆり子、常盤貴子といった40オーバーの女優に次々と写真集のオファーが舞い込みそうです」(出版関係者)
AKB48や乃木坂46でにぎわう写真集ランキングにもそのうち、完熟美女たちが割って入ってくるのかもしれない。
(金田麻有)