松居一代(60)と船越英一郎(57)の離婚劇が、全メディアを巻き込んだ大騒動に発展していることは周知のとおり。実はこの騒動の陰で、もう一つの意外な“対立”が浮かび上がってきていた。キー局の報道番組関係者が打ち明ける。
「松居が『黒い権力』と称する、船越の所属事務所『ホリプロ』の上層部が、フジテレビに対して激怒しているんです。タレント引き揚げも含む“脅し”までかけていると言われます」
事の起こりはホリプロがテレビ局に送った“圧力文書”だ。そこには松井のYouTube映像やブログ記事を使用した報道の自粛を求めるよう記されている。
「騒動の勃発後は、各局横並びになってトップニュース扱いで取り上げていましたが、中でも船越の糖尿病や“バイアグラ使用”をことさら大きく報道したのがフジとTBSでした。ホリプロは『松居が言う“親友との不倫”については事実無根だが、彼女がそう誤解して今回の騒動に至ったので触れられてもしかたない。でもバイアグラのことなどは、ただの誹謗中傷だからやめてほしい』と、特にこの2局に強く要望してきた。その後、各局は積極的な取材を避けてきたが、フジの番組『情報LIVE グッディ!』だけが取材を強行し続けていたのです」(前出・報道番組関係者)
同番組は7月28日には騒動後初めて松井の姿を捉えた映像を放送。MCの安藤優子(58)が、「スタッフは本当に頑張った」とねぎらいの言葉を送っている。
「いや、あの映像は自宅前で張り込みをしていれば撮れます。独占した『グッディ!』以外はホリプロに忖度して、張り込みを避けていたんです」(ワイドショースタッフ)
さらに松居は、“圧力文書”の実物を掲載した「週刊新潮」(7月27日号)誌上のインタビューで、「彼、カツラですから」と、イメージ商売の船越にとって最大のタブーを暴露したのだ。
「ホリプロと船越にとっては最悪の醜聞で、この記事が決定打となり、松居に対して名誉毀損での法的措置を取ることになりました。この期に及んでも、九州の豪雨被災地でボランティア活動をする松居を追いかけ、最悪の事態を想定せずに“独占スクープ”として放送する『グッディ!』については、局内の他の情報番組スタッフからも『あそこはニュース番組の“仁義”や“いろは”を知らない』と苦情が出ている」(前出・ワイドショースタッフ)
「炎上商法」と言われる松居は、確実に火の粉をまき散らしていた。