「夫にも感謝ですね」
出演しているがん保険のCMで南果歩(53)はこう口にしているが、現実は夫・渡辺謙(57)の“ゲス不貞”に、感謝どころか、はらわたが煮えくり返っていたという。
「南の中で離婚はもう決定事項。渡辺が関係修復を図ろうとしても耳を貸さなかった。騒動後、南が自分の母と姉と暮らす都内の豪邸に、渡辺は一度も帰れなかったそうです」(芸能記者)
「週刊文春」(3月30日発売)に報じられてから、7月15日の渡辺の釈明会見までの舞台裏のドタバタ劇を、渡辺の事務所関係者がこっそり明かす。
「当初、事務所は不倫相手のA子さんによる真相告白を恐れて、ウン千万円の“口止め料”を用意していた。とはいえ、本人ときちんとコンタクトが取れず、支払われなかったようです。並行して渡辺にはNHKから、出演する来年の大河ドラマ『西郷どん』の放送期間中は離婚しないよう要請があったとも聞いています」
一方、離婚しか頭にない南にも、すぐには決行できない背景があった。
「7月9日に放送を開始したNHK・BSプレミアムのドラマ『定年女子』に主演し、夫の浮気が原因で離婚したキャリアウーマン役を演じています。ドラマに注目を集めたいNHKの意向があり、自身のCM内容も夫との信頼を強調しており、離婚を連想させることは好ましくなかった」(前出・事務所関係者)
渡辺は会見後、その日のうちに渡米。現在はハリウッド映画「ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ(原題)」の撮影中だ。対する南には、離婚財産「差し押さえ」計画があるという。
「そもそも渡辺の“財布”を握っている南は、豪邸や別荘も所有しており、今すぐ離婚してもメリットがない。NHK大河と『ゴジラ』という二つの大仕事のギャラをブン取ってからポイ捨てする腹づもりなのです」(前出・芸能記者)
「西郷どん」放送終了の18年末までに、渡辺が南を翻意させることが離婚回避の唯一の条件だが、今となってはその意思もなくなりつつあるという。
「渡辺が何に金を使ったかはクレジットカードの決済で南に一目瞭然。そのため相手に相応の“お手当”を渡せず、結婚や子供を作る可能性を示唆してつなぎとめるセコい不倫に走るしかなかった。そんな状況に辟易の渡辺は、前妻との離婚訴訟で苦労した経験もあって、離婚の条件について争う気がまったくないようです」(前出・芸能記者)
“世界のケン・ワタナベ”が丸裸のサムライになる日は近いようだ‥‥。