中居正広が司会を務める人気バラエティ番組「ナカイの窓」(日本テレビ系)で、フジテレビの番組が再現された? 8月16日に放送された「バカリズムを知る人SP」にて、元アイドリング!!!の朝日奈央とバカリズムの絡みが4分間にもわたって画面を独占したのである。その場面についてアイドル誌の編集者が振り返る。
「バカリズム(升野英知)は06~15年の9年間にわたってアイドル番組『アイドリング!!!』(フジテレビ系)のMCを務めていました。同番組ではアイドルにまったく迎合することなく、時には罵声を浴びせ、蹴りまで入れつつも、その裏に見え隠れする深い愛情によりファンとメンバーから高い信頼を得ていたのです。その中で彼に鍛えられたメンバーたちはアイドル離れしたバラエティ対応力を獲得。現在のアイドルシーンでバラエティ要素が重視されるようになったのも、升野イズムがその原点だと評価されているほどです」
今回の放送でも中居から話を振られた朝日がいきなり「外見はブサイクなんですけど、中身はイケメンなんです」とか、「めちゃくちゃ嫌なヤツなんですよ~」とバカリズムに強烈なツッコミ。そんな朝日にバカリズムが冷ややかな視線を送ると、「升野さん、まあまあ落ち着いてください」と切り返す余裕を見せていた。
さらに、女性誌モデルを務めるメンバーを蹴り飛ばしていたことについて朝日が「笑いになんない」と指摘すると、「テメエの都合で事実ねじ曲げんな!」とバカリズムが声を荒げる場面も。この間、中居や他の出演者はほとんど言葉をさしはさむことがなく、バカリズムと朝日の二人で番組が進行する形になっていたのである。
「アイドル好きの視聴者は『バカリズムとあそこまで渡り合えるのは元アイドリング!!!だけだな』と、朝日のトーク力を高評価。彼女を知らない視聴者からは『菊地亜美のポジションを狙っているのでは?』との声もありましたが、その菊地と朝日はアイドリング!!!の同期生ですから、似たような匂いを感じるのも当然でしょう」(前出・アイドル誌編集者)
朝日が評価される一方で、見えない手綱を握っていたのがバカリズムであることも明らか。そんな二人のやり取りが「ナカイの窓」で繰り広げられたことに、かつてのファンたちは深い感慨を抱いていたようだ。
(金田麻有)