吉本芸人が所属する「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」の社長が、芸人のギャラアップをテレビで宣言!本当にギャラが上がるか否かに注目が集まっている。
7月18日放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)には、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの藤原寛社長が出演。ゲストMCを務める陣内智則のギャラが話題になると、藤原社長は「120%払っています」とウソぶき、陣内は相手が社長にもかかわらず「ウソつけ!」と立腹していた。ここからその「120%」が格好のパワーワードとなり、司会の中居正広が吉本興業東京本部を社内見学する中、出会う芸人たちに藤原社長が次々と「120%」とギャラアップを約束したのである。
「いきなり社長から『120%』と言われた芸人たちは歓声をあげたり万歳三唱したりと大騒ぎ。いくらテレビ番組中の発言とはいえ、会社を代表する立場にある社長がギャラアップを宣言したのですから、さすがにネタというわけにもいかないでしょう。吉本では『会社9、芸人1』という厳しいギャラ配分が知られていますが、それでも20%もギャラが増える芸人にとっては嬉しいハプニングだったはずです」(テレビ誌のライター)
芸人にしては何ともラッキーな話だが、たまたま「ナカイの窓」に出演できただけでギャラがアップするのであれば、他の芸人から文句の一つも出そうなところ。そのあたりはどうなのか?
「藤原社長にはテレビでの発言を守る道義的な責任はあるものの、決して『今後ずっとギャラの配分を変える』とまでは言っていません。今回発した『120%』という割合は、『ナカイの窓』の出演ギャラだけに適用されるという理屈で通すのではないでしょうか。いわゆるガヤの形で出演した芸人たちのギャラは、おそらく数千円程度。たとえば2000円だとしたら、今回に限っては120%相当の2400円をもらえるといった感じでしょうね」(前出・テレビ誌ライター)
万歳三唱までしたギャラアップの実態は数百円。それでも吉本の若手から中堅の芸人にとっては大事件級の嬉しい出来事なのかもしれない。
(金田麻有)