お笑い芸人の千原ジュニアが8月22日放送の「ビビット」(TBS系)にて、松居一代のアメリカ進出について言及。芸人仲間のピース・綾部祐二を引き合いに「綾部より早いかもしれない」と語った。同番組では、夫・船越英一郎とのドロ沼離婚騒動で、もはや日本での芸能活動に行き詰っているとも噂される松居を直撃し、「ニューヨークに行って“マツイ棒”などの技術を伝える」とアメリカ進出への意欲を聞き出すことに成功していた。
ただ一口にアメリカ進出と言っても、綾部の例を見ればわかるように、移住に必要なビザを取得するのは容易ではない。特に松居の場合、最近は女優としての活動実績が少ないことから芸能人ビザの取得は難しそうだ。だが松居には彼女なりの勝算があるはずと、アメリカ在住経験を持つライターが語る。
「アメリカ移住をもくろむ日本人に昔から人気なのが投資家ビザ(Eビザ)です。これはアメリカに法人を設立し、最低10人のアメリカ人を雇用することを前提に発給されるもの。現地法人はゼロから作ることもできますが、その場合は手続きが煩雑になるので、既存の法人を買収するのが一般的です。現地の日本人向け情報誌やウェブサイトには『日本食レストラン売ります』など、アメリカ投資を募る広告が珍しくありません」
ここで問題になってくるのがその投資額だ。誰でもポンと出せるような金額でアメリカ政府がビザをくれるはずもないが、いったいどれだけの投資が必要となるのか? 前出のライターが続ける。
「この投資家ビザは『100万ドルクラブ』とも呼ばれ、100万ドル(約1億円)が一つの目安です。ただ実際には運転資金も必要ですし、ニューヨークなどの大都市を目指すとなると高額な家賃や保証金、保険料などの付帯コストがのしかかってきます。日本国内にも財産を残す必要を考えると、最低でも3億円の資金は必要との話も聞きます」
もし松居が米国進出に本気なのであれば、彼女が3億円を超える資産を持っているとニラんでも良さそうだ。それほどの資産があるからこそ、4000万円とも言われる高級車のベントレーを還暦祝いにポンと買うこともたやすいことなのかもしれない。
(白根麻子)