香里奈がフジテレビ10月改編の目玉となる新枠「ブレイクマンデー24」の第一弾となるドラマの主役を務めることになった。同枠は、視聴率万年4位に定着して久しいフジが放つ深夜枠の目玉だ。同局初のメディアミックス作品で「SNSを中心に学校や職場で話題になる」コンテンツとして制作。地上波を軸にFOD、BS、CSと連携した編成を目指すという。
「この枠はドラマに限らず、バラエティーやリアリティショーなどジャンルを問わずに放送し、週初め月曜日は、週の活力になる企画をラインナップし、深夜だけに重いテーマは避け、軽く笑い飛ばせるものを重視しています。ですが、フレッシュな出演者を積極起用とうたっている割には、“爆死女優”の肩書がすっかり板についた香里奈を抜擢するとは…。いよいよフジのドラマに出演する女優がいなくなったということではないでしょうか」(テレビ誌記者)
そのドラマ「アイ~私と彼女と人工知能~」は、香里奈にとって初の本格的コメディー。2週連続前後編(10月2日・9日)で放送される。香里奈が演じるのは、3年間男っ気のない理系オヤジ女子。地味で仕事もサッパリで、同居人である『同性とも異性とも夜の営みができる』モデル女性(池田エライザ)からカラダを狙われている。ある日、会社で開発中のAI(人工知能)のモニターを担当することになるが、そのAI、さわやかイケメン設定のはずが、男女の営み好きで、ドSキャラだったから大変──、といったストーリーだ。
「今年1月期の香里奈主演ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)は初回8.1%でスタート、平均視聴率は6.49%。心理学者アルフレッドが唱えた『アドラー心理学』を原案とした刑事ドラマでしたが、『日本アドラー心理学会』が抗議文を公式サイトで発表するなど、ケチがつきました。どうも近年のフジは流行りモノに飛びついては、消化しきれずグダグダで終わってしまう傾向がありますね。今回も男女3人の三角関係ものを両性と夜の営みができる人だとか、AIを入れて描くことで、新味を出そうとしているがどうなることやら。言えるのは、香里奈が男女両方から迫られたり、言葉攻めされるなどのドM設定になっていること。ドS嗜好の男性にはウケそうですが、ヒロインに自己投影したいであろう同年代の女性視聴者は敬遠するんじゃないですか」(芸能ライター)
あの恥ずかしい大股開き写真騒動から3年。名誉挽回する記念作になればいいのだが…。
(塩勢知央)