9月3日、阪神タイガース若手のホープで将来が期待されている横田慎太郎外野手(22)が脳腫瘍を患っていたことを明かした。脳腫瘍といえば大変な病気だが、この告白に「ホッと胸をなで下ろした」ファンも多いという。
「横田の俊足を生かしたプレーはファンをワクワクさせていました。ところが今年2月のキャンプ中に頭痛を理由に帰阪してしまい、その後いっさい情報はなし。開幕してからも球団側から続報はなく、そのうち『金本知憲監督に怒られすぎて、復帰できないほどの精神的なダメージを負ったのではないか』といった噂がネット上でささやかれるようになったのです」(スポーツ紙記者)
中には、もしそんなチームだったとしたら「横田選手が気の毒すぎる」「金本阪神を素直に応援できない」といった声もあった。
しかし、今回の告白で監督との確執など根も葉もない噂だったことが明らかに。脳腫瘍も寛解という状態にまで回復していることから「これで応援に身を入れられる」とファンも一安心したようだ。
「阪神といえばチームの内情が簡単にバレてしまうチームとして有名でしたが、今回の箝口令は徹底していたということでしょう。こんなところも金本監督効果かもしれません」(前出・スポーツ紙記者)
横田は今後、来年のキャンプ参加を目指してリハビリを重ねていくという。
現在、セ・リーグ2位の阪神。シーズンは残りわずかとなったが、横田のためにもタイガースナインには、より良いゲームを見せてもらいたい。
(笠松和美)