高橋英樹が主役の十津川警部を演じる人気ドラマシリーズ「西村京太郎トラベルミステリー」(テレビ朝日系)の最新作「山形・陸羽西線に消えた女」が9月20日に放送され、視聴率が9.5%だったことが明らかになった。
同ドラマは2017年4月に終了した「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)の看板シリーズとして高い人気を得てきた。時刻表トリックや列車運用を用いた謎解きが特徴で、すでに67作品が放送されている。
「安定した人気で12%前後の視聴率を取っていました。最低でも2ケタをキープしています。ところが、今作は9.5と大幅に低下。視聴率が悪いと次回作が製作されない可能性があるので、鉄道ファンから悲鳴が上がっています」(テレビ誌ライター)
今作は一冊のスケッチブックを中心に3つの殺人事件が発生するというストーリー。出羽三山を舞台に旅情あふれる内容で、作品自体は決して悪くないどころか、今まで以上の出来栄えとの評判だ。それなのに視聴率がよくなかったため、関係者は頭を抱えているという。
「問題は告知不足でしょう。西村京太郎トラベルミステリーはこれまで『土曜ワイド劇場』の枠で放送されてきました。土ワイが終了してから、人気シリーズの多くは日曜ワイドに移行しています。沢口靖子が主演で、やはり西村京太郎原作の『鉄道捜査官』は6月11日の日曜ワイドで放送されました。ところが今回は日ワイではなく、水曜日の『ミステリースペシャル』枠で放送された。告知も少なく、不意打ち同然。放送されたことを知らなかった十津川ファンも多かったようです」(前出・テレビ誌ライター)
問題は告知不足。それなら次回作を期待してもよさそうだ。