●ゲスト:佐藤江梨子(さとう・えりこ) 1981年、東京都生まれ。99年、高校在学中に「大磯ロングビーチキャンペーンガール」のオーディションでスカウトされて芸能界デビュー、数々のグラビアやバラエティ、ドラマなどで活躍。2002年、「サムライガール21」で映画デビュー、「キューティーハニー」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「口裂け女」「斜陽」「その街のこども 劇場版」「日本沈没」「R100」など数多くの話題作に出演する。15年、一般人男性と結婚、男の子を出産。16年2月、ドラマ「嵐の涙~私たちに明日はある~」(フジテレビ系)の主演として仕事復帰、現在も女優として活躍中。瑛太とのW主演映画「リングサイド・ストーリー」が新宿武蔵野館ほかで公開中。
90年代に魅惑のボディとスマイルでグラビアアイドルとして人気が爆発。その後も女優、小説執筆などその多彩な才能を開花させて活躍中の佐藤江梨子。久しぶりの対面となった天才テリーは、結婚・出産を経て一児の母となった彼女に、また一つ新たな魅力を発見した!
テリー 10年ぶりぐらいに会うけど、サトエリがお母さんなんて、もうビックリだね。
佐藤 フフフ。男の子で、2歳になりました。
テリー 結婚・出産と大きな人生の節目を経て、考え方とか、何か変わったこととかある?
佐藤 今回出演した映画もそうでしたけど、台本なんかを読んでいて、気になるポイントが変わったかもしれないです。
テリー それ、公開中の「リングサイド・ストーリー」だよね。残念ながらまだ観ていないんだけど、例えばどんなところが変わったの?
佐藤 瑛太さんが演じる売れない役者を支える彼女の役なんですが、最初は瑛太さんのことを「彼氏」だと思って、夢に出てくるぐらいドキドキしながら台本を読んでいたんです。しかも10年同棲している設定だったので、独身時代を思い出しながら演じてみようかな、なんて自分でいろいろ考えたりして。
テリー うんうん。
佐藤 でも、監督の抱いているイメージは「彼がどんなことをしても逃げ道を作ってあげられるような、母性が強い女性」なんだそうです。それを意識して演じているうちに、だんだん瑛太さんを彼氏じゃなくて、自分の息子のように思えてきたんです(笑)。
テリー なるほどね、愛の注ぎ方が母親のそれになっちゃったわけだ。まあ、今のサトエリだったら、そうなるよね。お子さん、もうかわいくてしかたないでしょう?
佐藤 産んでしばらくは、ずっと一緒にいたこともありますし、もう本当に“子供が命”という感じ。「私の命は、この子の小さな体の中にある」って思っています。最近は暴れん坊で困っちゃうこともあるんですけど。
テリー へぇ、物を壊しちゃったりとか?
佐藤 いえ、オッパイとお尻が大好きで、いろんなお姉さんのお尻を全部チェックして見てるんです。
テリー それはなかなか見込みがあるね。将来、大物になるよ(笑)。
佐藤 でも、こんなこともあったんですよ。前に息子と2人で電車に乗っていた時、膝の上に乗せて座らせていた息子が、目の前に立っている、すごくきれいな外国人のお姉さんのお尻を、指でツンツンしちゃったんです。
テリー あらら(笑)。
佐藤 たまたま、その人はすごく優しく「OK、OK」と許してくれたんですけれど、もう私は頭に来て怒っちゃって。「痴漢は犯罪です!」って息子に言い聞かせました。
テリー さすがに、2歳に「犯罪」は通じないんじゃないの(笑)。まぁ、子供のしたことだから、そこまで怒る人はいないよ。
佐藤 そうかもしれないけど、子供だから何をしても大丈夫、と思われたらイヤじゃないですか。母親として、そこはしっかり教えないと。
テリー あのサトエリがそんなことを話すようになったか。驚いちゃうな。