嵐の二宮和也が10月23日、主演映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」(11月3日公開)のイベントに出席。二宮は西島秀俊、宮崎あおいら共演者とともに、帝国ホテル初代料理長・吉川兼吉によるレシピを元に再現された洋ナシのデザートなど料理2種を試食した。
100年前のレシピを元に再現された味を「おいしい!」と絶賛した二宮。一度食べた味を完全再現できる絶対味覚=“麒麟の舌”を持つ天才料理人役を演じただけに、デザートの味を「思ったより軽く感じた。もうちょっと重たいというか、ボリュームを感じるのかなと思っていた」と指摘した。すると、砂糖とクリームを半減させた現代的な味付けにアレンジされていたことが種明かしされ、二宮は思わずドヤ顔に。
その後、コックコートに着替えた二宮が、一般客を招待した晩餐会のホストを務めた。
「映画では二宮の出番は思ったより多くはなくて、料理場面も、西島の方が多いくらいです。それでもクランクイン前には、映画の料理監修を務めた服部幸應氏が理事長を務める服部栄養専門学校で2カ月間みっちり特訓を重ねました。もともと左利きなのに、役のためにわざわざ右利きに替える必要もあったので。天才肌の演技派と言われますが、飲みこみが早くて教えがいがあったそうですよ」(映画ライター)
二宮は西島が一度も成功しなかったフランベ(調理の最後にフライパンにアルコール度数の高い酒を注ぎ、アルコール分を飛ばし香り付けをする調理方法)をみごとに成功させ、ますますドヤ顔に。
「映画では調理場で料理と向き合っているだけだったので、今日はお客さんの前でやれて一段と達成感がある。やっぱり料理って楽しいなって思います」
と、ごきげんな様子だった。
ギックリ腰や捻挫など、ふとしたきっかけで再発する持病を抱えた二宮が、久々に元気いっぱいに見えたイベントだった。
(塩勢知央)