女優の広瀬すずが1月期のドラマ「anone(仮タイトル)」(日本テレビ系)にて、3年ぶり2度目の連続ドラマ主演を務めることが分かった。等身大の19歳女性を演じる広瀬は家族を失い、社会からもはぐれ、生きる方法を見失ってしまった少女を演じるという。そのドラマに対して早くも、不安の声があがっているというのだ。テレビ誌のライターがささやく。
「最大の不安要因は、脚本を務める坂元裕二氏です。かつては『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)で一時代を築き、最近も『カルテット』(TBS系)でヒットを飛ばした実力派ですが、若者を描かせると、途端に昭和の感覚になってしまうのが難点。昨年1月期の月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)では有村架純をヒロインに据えた群像劇を描いたものの、若者たちが一切SNSを使わずに留守電を吹き込むという時代錯誤の場面を露呈。今回の『anone』に対してもすでにいくつかの点で指摘がなされています」
たとえば番組公式サイトでは広瀬の役を「19歳の少女」と説明しているが、18歳選挙権が実現した今、19歳の成熟した女性を“少女”と呼ぶのはあまり適切とは言えないはず。その広瀬が演じるヒロインは、お金の稼ぎ方も知らないという設定だが、その感覚自体が50歳の脚本家が、10代女性を子ども扱いしている証拠だ。
「特に心配なのは広瀬がスケートボードを乗り回しているという設定。そもそもスケボーを普段使いしている女子などほとんどいませんし、仮に持っていたとしたらオーストラリア発の小ぶりなモデル『ペニースケートボード』をファッションアイテムとしているケースでしょうか。しかし本作ではそういう現実を知らずして、単にスケボーを『若者を象徴するアイテム』として採用した可能性も懸念されます。広瀬がどんな世間離れしたファッションをさせられるか、今から気の毒ですね」(女性誌ライター)
なお「交通の頻繁な道路」でのスケートボード走行は、道路交通法第76条により制限されている。実際に逮捕された例もあるので、広瀬が法律違反の無茶な行動を起こさないように願いたいものだ。
(白根麻子)