一般企業に就職して、普通のサラリーマンとして社会人生活を送っていたが、かねてからの夢を追って退社し、芸能界に転身。見事に花を咲かせた者がいる。2代目M-1王者のますだおかだ・増田英彦だ。
「増田さんは関西の名門・関西外国語大学外国語学部卒業後、大手広告代理店に就職しています。ところが、芸人になりたい夢を捨てられず、9カ月後に退社しましたが、実は彼の同期に俳優の佐々木蔵之介がいました。佐々木さんは、役者になりたい夢を抱えながらも、およそ2年半働いたそうです。お互いが芸能界に進んだことは、風の噂で聞いており、2人して売れてから映画の舞台挨拶で顔を合わせたときは、感慨深かったと聞きました」(スポーツ紙芸能記者)
佐々木は、ひと足お先に退社した増田に「役者になりたい」と電話で相談したという。一方の増田は勤務時代、こっそりネタを書いていたとか。
中川家の中川礼二もそんな芸人の1人。芸人になる前、大手事務機器の社員だった。営業マンとしてかなり優秀で、トップ賞を受賞したこともあるとか。
「その関西支社に商品を卸していたのが、パンサーの尾形貴弘。礼二は大阪府、尾形くんは宮城県出身のため、面識はないんですが、会ったことはあるそうです」(前出・スポーツ紙芸能記者)
同じよしもとクリエイティブ・エージェンシーの先輩と後輩。この2人には、増田と佐々木ほどの男の友情は芽生えていないようだ。
(北村ともこ)