テリー ノブオさんは一度お笑いを辞めようと思っていたんだよね? どうしてまたやろうと思ったの?
ノブオ やっぱりアニキが普通の人とはちょっと違うオーラを持っている人なので、今までと違った、いろいろなことがやれそうだな、と。あと、奥さんに言われたことも大きかったです。
テリー へぇ、何を言われたの。
ノブオ お笑いを続けるにあたっての条件、みたいなことを言われました。「今、わが家の貯蓄は、このぐらいあります。バイトも含めて、2人で働けば毎月このぐらいの収入になる。だから、あと2年ぐらいは何とか生活できると思うから、その間は好きにしてください」と。
テリー できた奥さんだなァ。お笑いを続ける猶予を与えてくれたわけだ。
ノブオ つまり期限付きで始めたようなところがありましたから、本当に頑張らなきゃな、と。
テリー でもよかったよね、奥さんのおかげで、これだけブレイクしたんだから。
ノブオ いやァ、まだまだだと思います。僕はまだ、時間がある時はバイトにも行っているので。
テリー えっ、そうなんだ。もしかして、アニキも行ってるの?
アニキ 僕はもうバイトはやってないです。
テリー 結婚は?
アニキ 今年の1月にしました。前に写真を現像するバイトをしていたことがあって、奥さんはそこのお客さんでした。
テリー へぇ、お客さんと、どうやってつきあうことになったの。
アニキ 奥さんが飼っている犬の写真を現像しに来ていたんですが、僕も動物が大好きなものですから「かわいいワンちゃんですね」みたいに声をかけたところから仲よくなって、4年つきあいました。
テリー おいおい何だよ、そのほんわかしたエピソード(笑)。こわもてのキャラと違いすぎるだろう!
2人 アハハハハ!
テリー でも、今の状況を家族は喜んでくれているでしょう。
ノブオ そうですね。子供も3歳で、テレビに出ている僕らを見て、ちゃんとわかるようになってきたので「アニキ~」「ノブオ」って言ってくれます(笑)。家で親子ペンギンズをやったりして、遊ぶこともあるんですよ。
テリー いいねェ。
ノブオ ただ、最後に絶対(ブルゾンちえみのネタの)「35億」って言うので、そこでちょっと萎えますけど(笑)。
アニキ うちの奥さんは、仕事についてはあまり言ってこないですけど、喜んでくれてると思います。やっぱり仕事が増えると同時に、おかずが一品増えたんですよ。
テリー フフフ、それ、わかりやすくていいね。何が増えたの?
アニキ 僕、漬物が大好きなので、京都のすぐき漬けとか、ぬか漬けとか。最近、自分でも浅漬けを始めたんです。
テリー ハハハハ! 漬物が好きなんて、聞けば聞くほど「アニキ」でも何でもないじゃない。
ノブオ (また急にキャラの声で)そんなこたァねえだろ! この見た目で漬物作ってるんだぞ! 破天荒だろうが!
テリー 手でしっかりぬか床こねたりしてるんでしょう、アニキだったら足でこねなきゃ、ワイルド感出ないよ(笑)。