芸能

天才テリー伊藤対談「ペンギンズ」(1)「アニキ漫才」は反応がすごかった

●ゲスト:ペンギンズ(ぺんぎんず) アニキ(写真左)/1977年、埼玉県生まれ。ノブオ/1985年、埼玉県生まれ。松竹芸能に所属していた際に知り合う。お互いのコンビがほぼ同時期に解散したこともあり、アニキがノブオに声をかける形で2015年3月コンビ結成。その後、すでにアニキが所属していたサンミュージックプロダクションにコンビで所属する。当初は普通の漫才をしていたが、16年8月頃から現在の「アニキ漫才」へ移行、ライブシーンで頭角を現す。今年1月、「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の若手お笑い芸人を紹介する「おもしろ荘」に出演し、知名度を上げる。現在、バラエティ番組などに多数出演する注目の若手コンビ。

 渋い極道キャラのアニキとお調子者の舎弟ノブオの掛け合いが楽しい「アニキ漫才」で人気急上昇中のお笑いコンビ・ペンギンズ。かねてからコンビに注目していたという天才テリーも2人の登場に大喜び、「アニキ漫才」誕生の秘密からその素顔まで、全てを聞き出した!

テリー スーツ姿のほうがアニキ、アロハの弟分がノブオさんだよね? 俺、2人の「アニキ漫才」好きなんだ。

アニキ ありがとうございます!

テリー だけど、あれって漫才なのかな? 2人の立ち位置が横並びじゃなくて、ノブオさんはアニキの斜め後ろに立って、舞台上ではお互いに目を合わせないんだもんな。

アニキ そうですね。

テリー しかも、衣装はコントみたいだし。これ、新ジャンルだよね。

ノブオ そうですね。コントの大会に行くと「漫才だろう?」って言われて、漫才の大会に行くと、「コントだろう?」って言われます(苦笑)。

テリー そもそも、何がきっかけでできたスタイルなの?

ノブオ 最初は普通の漫才をやっていたんですけれど、M -1(グランプリ)で1回戦で落ちてしまった時に「さすがにヤバい」と追い込まれまして‥‥。

アニキ いろいろな方に言われたこともヒントになってできたネタですね。

テリー というと?

ノブオ その頃、一度ロケ番組に呼んでもらったんですが、MCが南海キャンディーズの山里(亮太)さんだったんです。で、アニキの顔を見たとたんに、「キミって、テレビに出て大丈夫なの?」って、いきなり“怖い人いじり”が始まったんです。その時に「ああ、他の人からはこんなふうに見えて、そうやっておもしろがってくれるんだ」と。それがヒントになりました。

アニキ 僕が楽屋に入った時も、かなり芸歴が上の先輩たちが「おはようございます!」って、立ち上がって挨拶してくれることもあったりして(笑)。

ノブオ 「だったら、もう“アニキ”っていうキャラクターにしちゃおう」「その横にちょっと抜けたチンピラがいたらおもしろいんじゃないか」と、発想していきました。

テリー 「お、このネタ、いけるんじゃないの?」という、手応えを感じたのはいつ?

ノブオ 最初にライブでやった時ですね、もうそれまでとウケ方が全然違いましたから。一緒に出ていた芸人さんやスタッフさんも「何だ、これ」ってザワザワした感じで。

アニキ 「これ、すぐテレビに出られるんじゃないですか?」って言ってくれる人もいましたね。

テリー それがまさにそのとおりになったわけだ。だけど、ここまで話して思うのは、2人ともキャラと違って、すごく真面目なんだよね(笑)。

ノブオ (急に立ち上がって)こら、そんなことねェぞ! 窓ガラス全部ブチ割っちゃうぞ、この野郎!

テリー おお、待ってました! そうそう、これが見たかったんだ(笑)。

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