11月16日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)で、危険極まりない企画がオンエア、視聴者からひんしゅくをかっている。出演したのは女優の夏帆。同局の連続ドラマ「監獄のお姫さま」の番宣で登場。彼女の長年の願いを叶えるため、番組がいろいろお膳立てした一部始終が放送された。
夏帆は18歳で運転免許を取得したものの、26歳の現在に至るまで運転経験2、3回というペーパードライバー。「どうやってエンジンかけるのかわからない」というお手上げ状態にもかかわらず、何と「夜の高速道路をドライブしたい」というのが積年の夢だというのだ。番組では免許取得女性の4割近くがペーパードライバーで、改めてペーパードライバー向け講習を受講する人が少なくないことを報告。そこで夏帆もそれに挑戦したのだ。
「夏帆はマンツーマンで講習を受けていましたが、その時間はたったの3時間。最初はチェンジレバーの扱い方もわからず、名称を呼ばれてもピンと来ていないありさまでした。ようやく車を発進させても、車幅がうまく取れず、赤信号で発進させようとしたり、タイヤが乗りあげても元に戻す方法すら思いつかず、車庫入れを成功させるまでに30分かかるなど、悲惨な状況が続きました。MCの有吉弘行らは夏帆のドジっ子ぶりを初めのうちは笑って面白がっていましたが、そのうち真顔で『危ない!』を連発するようになったんです」(芸能ライター)
番組が用意した真っ赤なオープンカーに乗り込んだ夏帆が、ドライブを楽しむことに。夏帆の隣にはいざという時のために指導教官もスタンバイ。「自分で高速に入るのは初めて!」と興奮しきりで合流地点にスロースピードで突入した。高速に入ると、用意した音楽を掛け、首を振りリズムをとるなどノリノリモードで終了したのだが、
「見ていてハラハラさせられたよ。ペーパードライバーに講習を受けさせただけでいきなり夜の首都高速をドライブさせるというのは、専門教官が指導、同乗したにせよ、あまりにも危険。自動車はおもちゃではないし、走る凶器になりかねない。あおり運転だってあるし、もらい事故の危険だってないとは限らない。一から考え直すべき企画だったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
夏帆の度胸の良さだけは十分過ぎるほど伝わってきたが…。
(塩勢知央)