今やすっかり冬の風物詩となった「JR SKISKI」のキャンペーンがスタートした。今年は映画「私をスキーに連れてって」の30年を記念して、同映画とコラボ。CMやポスターに「私をスキーに連れてって」の名場面や、出演した原田知世と三上博史の姿が用いられている。
大ヒットした映画だけに、おじさん世代からは当時を懐かしんで歓迎の声が上がっているようだ。
「JR東日本がスキー客に向けてキャンペーンを始めたのは1990年のこと。その後、何度か中止と復活を繰り返し、2012年からは若い女性タレントを起用したスタイルになりました。初代のイメージキャラクターは本田翼。スキーウエア姿の彼女が微笑むポスターが『あのかわいいコは誰だ?』と話題になり、本田がブレイクするきっかけになりました」(週刊誌記者)
好評を受けて13年も同じ路線でキャンペーンが行われた。起用されたのは川口春奈。14年には広瀬すずが出演している。15年はファッションモデルの山本舞香と平愛梨の妹である平祐奈のダブルキャスト。そして昨年の16年は「岡山の奇跡」こと桜井日奈子が起用されている。振り返ってみると錚々たるメンバーだ。
「毎年、『今年のイメージキャラクターは誰か』が大いに話題になるものです。当然、今年も誰が起用されるのか気になっていた人も多いことでしょう。ところが突如の路線変更。そのため桜井日奈子のせいではないかと推測する人もいるんです。実際、昨年のポスターはあまり評判がよくなく、『奇跡はこの程度なのか?』『思っていたほどかわいくない』とさんざんでしたからね」(広告代理店勤務)
来年の2018年冬、ふたたび女性タレント路線に戻れば、今回は「私をスキーに連れてって」30周年の“特例”だったことになる。だが、もし戻らなかったら、やはり「桜井のせい」説が定着するということも…。早くも来年末が気になってしまうのだ。