大晦日の「第68回紅白歌合戦」(NHK)にて桑田佳祐の出演が12月22日に明らかとなった。桑田は安室奈美恵と同様に“特別枠”での出演となる。そんな桑田の“特別扱い”には、NHKサイドの事情が見え隠れするという。
「一言でいうと男女のバランスを取ったのではないでしょうか。ダイバーシティ(多様性)が重視される現代、NHKとしては紅組と白組を等しく扱うだけでなく、ゲスト審査員や特別枠の男女バランスにも気を遣っているはず。朝ドラ『ひよっこ』の主題歌を歌う桑田なら通常枠での出場でもよさそうなものですが、安室とのバランスを取るためには、大物の桑田に特別枠で出演してもらう必要があったのかもしれません」(週刊誌記者)
そんな紅白の「特別枠」では11年が「マルモリ」の芦田愛菜と鈴木福、12年はMISIAと矢沢永吉、13年は「あまちゃん」オールスターズ、14年は中森明菜とサザンオールスターズ、そして昨年は渡辺直美とピコ太郎が出演。常に男女のバランスが取れた形になっていたのである。
「そして発表のタイミングにもかなり気を遣った感があります。桑田の出演はおそらく、もっと早い時期に決まっていたはず。しかし安室よりも先に出演を発表してしまうと、外野からは安室のほうが格上に見えかねません。そこで桑田のメンツを立てるために、ここまで出演発表を遅らせたのではないでしょうか」(同・週刊誌記者)
何かと批判されがちな紅白歌合戦だが、そのスタッフには何かと気苦労が多いのかもしれない。
(金田麻有)
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