最後の意味シン発言に対して様々な憶測を呼んでいるようだ。
ももいろクローバーZの有安杏果が、1月21日、幕張メッセで行われたライブをもってグループを卒業した。この最後のステージを約3万7000人のファンに見守られながら、22年間の芸能生活にもピリオドを打ったわけだが、彼女が最後のスピーチで放った言葉でファンが困惑する場面があった。残されたメンバー4人から歌のサプライズプレゼントと、1人1人からのメッセージを伝えられた後、有安はファンに向け最後の挨拶を行ったが、その中で意味深な発言があり、会場がシーンとする場面もあった。こんな発言だ。
「私も10周年は5人で迎えられると思ってました。でもこれは4人の、これからのために、こうするしかなかったから」と、詳細な説明はないが、10周年目前でグループを去るのはメンバーたちを思ってのことだと発言。さらに「ももクロはね、よく『奇跡の5人』っていうふうに言われてるけど、私は実はあんまりそう思ったことなくて。この4人と、ここにいるモノノフ(ももクロファン)さんで5人だと思ってます」とも。
自分がももクロメンバーという実感はあまりなかったともとれるこの言葉に当のモノノフたちからは「いやいや、5人でももクロでしょ」「ちょっと最後の言葉はモヤモヤするな」「あの言葉どういう意味なんだろ。その真意が知りたい」といった声が上がるなど、ちょっとしたパニック状態に陥っている。
「前向きに捉えれば、10周年を一緒に迎えて勢いづいてきたタイミングで辞めるより10周年を4人の新体制でスタートを切った方がグループとして幸先がいいと考えて卒業を決断したともとれますね。『4人でももクロ』という発言も、控えめな性格の有安ですから謙遜しての発言ということでしょう。自分がいなくてもそれを埋めるほど素晴らしい個性を、残されたメンバーは持っているという解釈もできます。ただ、これも希望的観測で、やはり最後の言葉としては考えさせられる発言なのは確かですよね」(アイドル誌ライター)
言葉の真意がわからないため、ネット上では「最後の最後にブッコんできたな」「この子がそれを言うのはリアル」「絶対、裏で何かあるだろ」と卒業の理由は単純ではないと推測する声が多数見受けられている。
「過去には有安だけが他メンバーとの輪に入れていない瞬間も多く確認でき、他メンバーとの“温度差”があったのも事実。今回の発言にいろいろ考えさせられてしまうのも仕方がないところでしょう。だいいち発表から卒業までがたった1週間というのも異例で、運営的事情かと勘繰る人もいるようですね」(前出・アイドル誌ライター)
大きな謎を残したまま、芸能界から去っていった有安。その真意は今後も明らかになることはなさそうだが、ともあれ、有安には「普通の女の子」としての幸せをつかみ取ってほしいものだ。
(本多ヒロシ)