嵐のお笑い担当と言えば、これまでは、天然キャラの相葉雅紀が通り相場だった。だが、今やお笑い担当はリーダー、大野智にバトンタッチされたようだ。嵐ファンもびっくりの結果が公開されたのは、2月10日放送の深夜番組「ランク王国」(TBS系)だ。「ランキンQ」コーナーで、「芸人じゃないけどおもしろい有名人」調査が発表された。回答者は、原宿の女の子たち。
「ベスト10形式で、トップは滝沢カレン。2位のマツコ・デラックスのダブルスコアでした。理由は、四字熟語で命名するおもしろさで、常識を超えていながら、なぜか納得できる不思議なおもしろさが高評価されました。チュートリアルの徳井義実を『変態教祖』と名付けるあたり、抜群の観察力だと思いますね。8位のデヴィ夫人は出川哲朗との絡みが最高だそうで、セレブなのに体を張るというギャップがウケました」(テレビ誌記者)
マツコの素人いじりのうまさはお笑い芸人の上をいくし、大泉洋(4位)のみごとなツッコミ返し、斎藤工のサンシャイン池崎のモノマネ披露は一昨年の大みそかの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」特番(日本テレビ系)だったが10位にランクイン。昨年大みそかの「ガキの使い」特番でもお笑い存在感を発揮したムロツヨシ(3位)は「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK)での彼の演技を見て好感を持ったという意見のようだ。キャラが強烈で、やることなすこと「カワイイ」ともてはやされる加藤一二三(6位)、「吉野家」CMで見せる怪しいキャラが印象的な佐藤二朗(7位)も選ばれた。
そして大野は9位。関ジャニ∞の村上信五が5位に入ったのは、「本業はジャニーズのアイドルなのにおもしろい」という選考理由で、バラエティーの司会が板につき、MCとしても回し上手とされている。一方の大野は「ジャニーズのアイドルなのにおもしろい」ではなく、「普段ボーッとしているのに、いざテレビに出るとおもしろいことを言ったりする」「狙っているわけではないが、天然のおもしろみが国宝級」という評価だった。
「確かにレギュラー番組『嵐にしやがれ』(日テレ系)ではボーッとしていることが多く、クイズ問題を振られるととんでもない回答を振り回すこともある。笑わせる村上に対して、笑われる大野といったところでしょうか」(前出・テレビ誌記者)
そんな大野は、おいおい本格的にお笑い担当として、“キャラ変”となる日が近いのかもしれない。
(塩勢知央)