世代交代が着々と進むAKB48において、今後、グループの“軸”となることが期待されている岡田奈々。3月14日発売の最新シングルでは初のセンターを務めることも決まり、キャプテンを務めるSTU48では1月31日発売のデビューシングル「暗闇」がランキング1位に輝いたばかりだ。
「岡田はAKB48の次期総監督候補とも呼ばれており、グループに強い愛情を持っています。昨年の選抜総選挙では9位にランクイン。その際のスピーチでは恋愛スキャンダルをネタにする指原莉乃や峯岸みなみらを批判する発言で注目を浴びました。相手が大先輩でも言うべきことは言う。その毅然とした態度に拍手喝采したファンも少なくありません」(アイドル誌ライター)
その選抜総選挙では、11位にランクインしたAKB48高橋朱里も注目を浴びた。高橋は、結婚宣言で世間を驚かせたNMB48(当時)の須藤凜々花を「本当に胸が痛い」と痛烈に批判。彼女も岡田と同様、次期総監督の有力候補と言われている。ファンの間では、そんな2人が大きく飛躍するきっかけとなった番組の復活を熱望する声が日増しに大きくなっているという。
「2016年3月まで放送されていた『有吉AKB共和国』(TBS系)ですよ。この番組には研究生時代の岡田や高橋など、現在のAKBを支えるメンバーが軒並み出演していて、高橋は、MCの有吉弘行から『目が死んでいる』と指摘されたことで、『メッシ』と呼ばれるようになり、注目されるきっかけとなりました。有吉がメンバーたちに上から目線で接し、あえてアイドル扱いしないことで素の魅力を引き出すことに成功したこの番組のスタイルは他のAKB系番組に引き継がれていますが、それでも次世代の岡田や高橋を育てるためにも、番組復活が望まれているわけです」(前出・アイドル誌ライター)
その「有吉AKB共和国」は10年の放送開始当初、有吉にとっては初の冠番組だった。ただし、現在の有吉は11本ものレギュラーを抱える超人気者で、番組が終了したのも有吉のスケジュールが確保できなくなったからだと言われている。どうやらAKB48の未来のためには、まず、有吉に代わる新たなMCを探すことが先決なのかもしれない。
(浦山信一)