「有吉AKB共和国」(TBS系)をはじめ、現在冠番組を何本も抱える有吉弘行(39)。1994年にお笑いコンビ“猿岩石”のボケ担当としてデビューし、一度は「進め!電波少年」でブレイクしたものの、以降は低迷。一時は仕事が全くない時代もあった。しかしここ数年で一気に盛り返し、今や芸能界で最も売れている芸人と言われている。
有吉の人気の秘訣は、言わずと知れた歯に衣着せぬあの毒舌キャラなのだが、意外にも素の本人はかなり“いい人”だと評判のようだ。
「後輩芸人の面倒見はいいですよ。よく後輩を連れて寿司屋に行くのですが、彼らが遠慮しないように、まず自分が最初に寿司を選び“同じのを食べたいヤツ手を上げろ”というんです。若手芸人の間では通称“有吉さん飲み”と言われています」(事務所関係者)
後輩芸人だけでなく、芸能界の仲間にも優しい。こんなエピソードも。
「AKB48の指原莉乃が、元彼とのスキャンダルで窮地に立たされた時も、有吉はラジオ番組で竜兵会に受け入れる意思を示し、多くの指原ファンから感謝されました。同様にスキャンダルでAKB48を追放されたそうになった峯岸みなみに対してもフォローのコメントを番組内で公表しています」(番組関係者)
“竜兵会”とは、ダチョウ倶楽部の上島竜平を中心としたリアクション芸人の集団。有吉もここに所属しているのだが、当時AKB継続も危ぶまれた指原を快く受け入れ、指原ファンの男性の心までつかんだようだ。
「彼は体調が悪くてもマネージャーには決して言わない。だから事務所はどんどん仕事を入れるわけですが、それでも完璧に番組を作ってしまう。今やビートたけしや明石家さんまに次いでスケジュールを抑えるのが難しいタレントと言われています」(テレビ局社員)
「千原ジュニアが有吉について“毒舌を言った後は絶対に笑う”のがポイントと言っています。そんな彼を『カウンター芸の極み』とも評してますね」(お笑い評論家)
表では毒舌の辛口キャラ、プライベートでは本気で“いい人”の有吉。過去に“仕事ゼロ”のどん底を経験したからこそ、今の姿があるのかもしれない。