4月スタートのNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」で、ヒロイン楡野鈴愛を演じる永野芽郁。小学3年生の時に東京・吉祥寺でスカウトされ、雑誌「nicola」や「seventeen」の専属モデルとして活躍する一方で子役としても活躍。18歳の若さで超難関と言われる朝ドラヒロインの座を射止めたシンデレラである。
「2009年に公開された映画『ハード・リベンジ、ミリーブラッディバトル』で子役デビュー。15年公開の映画『俺物語!!』ではヒロインに抜擢され、16年の深夜ドラマ『こえ恋』(テレビ東京系)で、初主演を飾りました。去年は初主演映画『ひるなかの流星』をはじめ、5本の映画と、話題のドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)にも出演。10代ながら演技力の高さにも定評があります」(テレビ誌記者)
新朝ドラの「半分、青い。」は、ドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系)「愛していると言ってくれ」(TBS系)などで知られる人気脚本家・北川悦吏子のオリジナル脚本だ。ヒロインの鈴愛は、高校卒業後に少女漫画家を目指して上京するも挫折。その後結婚して娘を授かるものの離婚され、シングルマザーとなって帰郷するという波乱万丈の人生を送る。しかしこの役どころに、永野は自分と重なる部分もあり、オーディションを受けるにあたり、運命的なものを感じたというのだ。
「中学の頃から『七転び八起き』をモットーにしてきた永野にとって、波乱万丈な人生も『やってまった』と明るくやり過ごす鈴愛役は自分にぴったり。しかも鈴愛という名前は、初主演映画『ひるなかの流星』で演じたヒロイン与謝野すずめと、同じ名前。縁を感じたようです。そのうえ、オーディションの応募条件は、去年の“10月1日時点で18歳以上”。1999年9月24日生まれの永野にとってはギリギリのタイミング。そう言った意味でも、運命的なものを感じているようです」(前出・テレビ誌記者)
共演者に目を移すと、鈴愛の人生を大きく変える幼馴染役に、佐藤健。弟子入りする漫画家には北川作品には欠かせない豊川悦司、母親役に松雪泰子、さらに鈴愛を温かく見守る祖父役を中村雅俊が演じるなど見どころも満載。挫折を繰り返しながらも力強く生きる鈴愛を演じる永野に、早くも熱い視線が注がれているのだ。
(窪田史郎)