スポーツ

BIGBOSS・新庄剛志「大風呂敷にはガッカリだよ!」座談会(2)スタメンを早く発表しないワケ

記者 ただ、この3連戦で新庄監督のやりたい野球がおぼろげに見えてきました。打線は4番で起用した清宮幸太郎(22)と万波中正(21)の2人には及第点をあげたい。

デスク でも、オープン戦でタイムリーゼロの清宮を4番というのはどうだろう。ものには順序があるだろうと思うけどね。

記者 それでも2戦目で放った2年ぶり本塁打は見事だった。パ・リーグ公式のYouTube動画では清宮の今季1号特大ソロホームランが再生回数174万回を稼いだ。開幕3戦目の万波のレーザービーム送球も73万回稼ぐなど大きな話題となった。

デスク 確かに清宮はダイエット効果でスイングにキレが出てきた。万波も早くも今季1号本塁打が飛び出るなど覚醒が期待できる。でも、動画再生数では新庄監督の開幕戦での掟破りの始球式キャッチが181万回を超えている。まだまだ新庄監督のパフォーマンスには及ばない。

記者 ビッグボスは清宮が昨年、2軍で本塁打王(19本)だったことを特に気に入っている。ただ、清宮は追い込まれると、三振を怖がって当てにくる。敵チームからは2ストライクまで追い込めば怖くないとタカをくくられていた。それでも中日・立浪和義監督(52)にアドバイスをもらうなど、清宮を再生させることに懸けています。

デスク そういえばソフトバンク戦では、打撃コーチ時代に柳田悠岐(33)を育てた藤本博史監督(58)にも万波の育成法を尋ねていた。普通なら敵将を頼るなんてありえないけどね。もちろん、キャンプで元ハンマー投げの室伏広治(47)やタレントの武井壮(48)などを臨時コーチに招いたような話題作りの面もあるが、ああ見えて新庄監督は「オレは昭和の人間」と言い切るほど上下関係がきっちりしている。先輩の懐に入る術は見習うべきだよ。

OB いやいや、他球団に指導を仰ぐなんて愚の骨頂だろ。そもそも直に指導している日本ハムのコーチは面白くないだろうよ。それより気になるのが、日替わり打線。「早くスタメンを発表すると、当日、スタメンじゃないと気が抜ける」という持論のようだが、前もって役割の準備をしていなければ散発ヒットが出てもタイムリーにつながるわけがないよ。

記者 打線は水モノだけに、火がつくまでは投手陣が踏んばらなきゃいけないが、今のところ、上沢、加藤、伊藤が3本柱。先発ローテの谷間は外国人などで埋めるか、それでも足りなければ、2軍の木田監督に、短いイニングなら投げられる選手を送り込んでもらうしかない。

デスク いずれにしても2軍頼みで開幕のようにショートスターターを取り入れる展開では、1シーズンもつか早くも不安だな。

江本 選手の究極の目的は、自分の給料を上げること。1、2イニングシャットアウト、ホームラン1~2本では給料は上がらない。もちろんチャンスを貰ったとはいえ、清宮がシーズン終わって、2割8分で30本ぐらい成績を残せばいいが、一過性では意味はないんじゃないか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ついに辞任要求が出た「ドン・日枝久」の処遇でフジテレビ社員が恐れる「やってはいけない愚策」
2
「縦回転にせよ」田中将大をアッという間に巨人で蘇らせた久保康生コーチの「魔改造」スゴイ実績
3
超異例の「サザエさん」まさかの番組予告と「フジテレビ中居問題」意味深すぎるタイトル3本
4
「十字靭帯の大ケガ」春場所で三段目から復帰の朝乃山が「相撲を続けねばならない深刻事情」
5
グレート義太夫「血糖値630で医者もビックリ」/テリー伊藤対談(1)