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プロ野球覆面記者“スクープ”大反省会(4)日ハム・新庄監督はシーズン中に…

C ところで、日本ハムの新庄剛志監督(50)の化けの皮はたった1シーズンで剥がれてしまった。

A 去年の今頃は、まさしく“新庄フィーバー”で一挙手一投足が記事になったけど、今はほとんど読者の関心を引かない存在に落ちぶれてしまった。

B やはり、勝たなきゃダメなんですよ。落合監督時代の中日や森監督時代の西武は「強いだけで面白くない」なんて叩かれていましたが、所詮、弱いチームでは客を呼べません。

C 今季の日ハム主催試合の観客動員数は12球団中11位だからな。来年のシーズンシートも全然売れていないらしい。

A みんな、“キツネ”につままれたな(笑)。

B もう、新球場のファウルゾーン問題どころではありませんね。このままではシーズンを通して閑古鳥が鳴くのは必至でしょう。

F 新庄監督と言えば、奇天烈な起用や采配を巡って選手やコーチとの確執がささやかれた1年でしたが、シーズン途中に突如、選手時代の薬物使用が報じられましたね。

C メジャー時代から服用していたアンフェタミン入りのサプリね。疲れが取れるので重宝していたって。

A 例の記事が出て、しばらく記者の囲みに近づかなくなった時期があった。それでも当時は、ニュースになるネタを提供してくれる監督に心酔して“親衛隊”と化していた番記者たちが薬物疑惑に触れることもなかった。

D 06年のシーズン途中に突然の引退宣言をした時から、薬物疑惑は噂になっていた。なんでも、抜き打ち検査でクロ判定が出たから慌てて発表したって。

C 実は、メジャー時代にはアンモニア成分の興奮剤を使用していたなんて噂もあった。まぁ今となっては真相も籔の中だけど‥‥。

F それでも、新庄監督は懐が深いですよ。西武で夫人がチームメイトの妻を誹謗中傷するトラブルを起こした山田遥楓(26)をトレードで迎え入れたんですから。

D いやいや、基本的にトレードはWINWINの関係でないと成立しないものだよ。実は、西武に差し出した佐藤龍世(25)は、今季すすきののキャバクラで女性トラブルを起こしていたみたい。20年にスピード違反で警察沙汰になったのは有名だけど、性格は簡単に変わらないってワケよ。つまり、日ハムサイドも厄介者を放出したかっただけの話なんだ。

A そんな日ハムから近藤健介(29)を強奪したのがソフトバンクだ。7年50億円では、よその球団はとても太刀打ちできない。

B 最後は中嶋聡監督(53)と師弟関係にあるオリックスとの一騎打ちとなりましたが、「いちばん金額の高い球団」にこだわる、夫人の意向のままに決まりましたね。

D 三笠杉彦GM(48)は「ウチには人脈がないから‥‥」とこぼしていたけど、それをあからさまに示すような札束攻撃をやってのけたよ。

B 本人は「ギータさんよりもらっているわけない」と語っていましたが、今回の50億円はインセンティブを含めた総額の金額と言われています。

C いやいや、ソフトは額面通りの提示だけじゃないらしいんだよ。一気に年俸が跳ね上がると、その翌年に莫大な税金が降りかかってくる。以前からある手法で、発表された数字は手取り額までにするって。九州の住まいや子供の学校など、家族へのケアも万全のようだ。

D そもそも近藤の代理人にあたる弁護士M氏は策士と評判だよ。よく言えば、仕事面では有能ってことだけど、これまでも金子千尋(39)、五十嵐亮太(43)、柳田悠岐(34)らの代理人も務めてきて、わざと争奪戦になると吹っかけて値段を吊り上げてきた。

A 金子が5球団で争奪戦になった時にも、最後はポスティングでのメジャー行きまでチラつかせて4年20億円の残留を勝ち取っている。

C 最低でも5%はマージンを取るんだろうからウハウハだろう。

D ふだんはビバリーヒルズに住んでいて、交渉時期にだけ来日して、ガッポリ稼いで帰ってしまう。

A でも、近藤は腰痛の持病がある。これだけ大金をもらって、果たして額面通りの働きができるかどうか。

B そもそも、7年先に6億~7億円の価値があるとは思えません。同じ横浜高校出身の松坂大輔(42)の二の舞にならないことを祈るばかりです。

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