ついに開幕した大阪・関西万博だが、実際に出向いてみなければ分からない問題は多そうだ。
お笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴが4月14日、「旬感LIVE とれたてっ!」(カンテレ)で、訪れた感想を語っている。
開幕初日に同局の特番に出演し、すでに万博を体験したというリンゴは、フランス館について、
「並んで入ったけど、スピーディーに入れた。見どころ満載やし、すごいおしゃれ」
ただし「致命的な欠陥」があったという。
「ヴィトンの部屋があったり、ディオールの部屋があったり、いろんな部屋があるんですけど、ひとつだけ芸術の部屋で、暗すぎてQRコードが読み取れないところがあった。QRコードにはその芸術の内容が書かれてる。だから『コレ、何とかしてくれ!』って言うてきたわ」
さらに初日の会場で感じた「困りごと」としては、
「初日やから向こうのキャストさんやスタッフさんも初めてで、聞いても知らないんですよ。だから自力で何もかもできるようにして行った方がいい。『聞いたらなんとかなる』はアカンよね」
カンテレの橋本和花子アナもこれに同調し、スタッフに目的の場所を質問したところ「ちょっと分からないですねぇ…。分かる人に聞いてもらっていいですか」と言われたと、嘆いていた。在阪ジャーナリストが付け加える。
「会場では電波がつながりにくく、入場のQRコードが表示されない、地図が見られないといった問題がありましたが、2日目からWi-Fiや移動基地局を増設して、とりあえずは解消されたようです。現在、指摘されているのは、若手建築家が手がけたデザイナーズトイレの使いづらさ。入り口と出口が別になっていて、入り口で待っている人はランプの表示で空いたかどうかを判断するのですが、このランプが分かりづらい上に不具合があり、一部が使用禁止になった。SNS上には『普通のトイレでいいんだよ』という怒りの声が集まっています」
番組内で古坂大魔王は「やっぱり7月以降だね…」と、来場に適した時期を挙げていた。なるほど、確かに問題点が改善されてから訪れた方がいいのかもしれない。
(鈴木十朗)