元メジャーリーガーであることはもはや“黒歴史”とも言える、阪神・西岡剛(33)。12年までの2シーズン、ツインズでプレーしたものの故障に悩まされ、ほとんど活躍できずに13年から阪神で国内復帰を果たしている。
その西岡が今年の春季キャンプで騒動を引き起こしていた。2月18日付のサンケイスポーツ紙に掲載された記事の内容に怒りを爆発させ、練習前、キャンプ地・宜野座の球場内の部屋に同紙の記者を「監禁」したというのである。
「〈18日練習試合出場へ〉の見出しが付いた記事について『そんなこと言ってねぇだろ!』と激高。部屋には2人の他に広報もいたようですが、西岡を止めることもなかったようで、説教は長々と続いたといいます。西岡は土下座まで強要し、さすがにそれは拒まれたものの、謝罪する記者の姿を動画撮影までしていたといいます。騒動後、その担当記者は一時、トラ番を外され会社の監視下に入ったそうですが、さすがに広報もいた現場での出来事ということもあり、サンスポは正式に球団に抗議。阪神が謝罪して決着はついたようで、幸いにも担当記者は現場復帰しています」(在阪メディア関係者)
それにしても、なぜ西岡はここまで感情をあらわにしたのだろうか。
「相次ぐ故障でここ4年間、まともなシーズンを送れませんでした。今季はショートのレギュラー争いの渦中で、決して一番手ではない崖っぷちのシーズンに入りました。〈出場する〉と書かれて仮に出場しなければ『またケガか』と思われかねない。それほど過敏になってしまうほど、今の西岡は追い込まれているということです」(球団関係者)
いずれにしても、このようなグラウンド外の騒動で世間をにぎわすようでは復活への道のりも険しそうだ。