ヘヴィメタルバンド「聖飢魔II」のボーカリストとしても活躍したデーモン閣下が、天下のNHKに怒り心頭。コトの発端は、2月28日、NHKEテレで放送されたアニメ「ねこねこ日本史」に登場した“キャラクター”が原因だという。
「『ねこねこ日本史』は、歴史上の人物に扮した猫が繰り広げる歴史コメディ。登場人物は基本的に猫がメインですが、豊臣家が猿、井伊直虎がトラだったり、猫以外の動物も出てきておもしろくてわかりやすいと、子供たちにも人気のアニメです。ところが、この番組の第64話『破天荒シンガー、高杉晋作!~破天荒度MAX編~』に登場したキャラクターが、まるでデーモン閣下をモデルにしたようなデザインであるとして、閣下の怒りを買ったんです」(テレビ誌記者)
第64話に登場した問題のキャラクターの名は〈デーモン風高杉〉。デーモン閣下は、3月15日に更新した自身のブログで、〈『デーモン風高杉』という名だが、『風』ではなく『吾輩』そのものであり、高杉の要素はむしろ微塵も感じられない〉〈悪意はないのかも知れないが、無断で使用された事実にかわりはない。不快である。心身の損害を被っている〉〈いずれにせよ本件は、某公共放送からの組織としての誠実な対応を求むしかない〉と、怒りを書きつづった。
これについて、ネットでは〈今までNHKを相手にここまで強く批判してくれる人が他にいただろうか?デーモン閣下の言ってることは正論だと思う!〉〈やっぱり閣下はカッコいい!!すんごい分かりやすい文章で気持ちと仕組みを説いてる〉〈NHKもここまで落ちたか〉と、デーモン閣下に賛同する意見が数多く上がっている。対するNHKサイドは、事実を確認している最中だという。
「デーモン閣下はニュース『おはよう日本』をはじめ、『サンデースポーツ』『ニュースで英会話』など、NHKの数々の番組に出演。好角家として大相撲中継のゲストにもしばしば登場するなど、縁が深い。一方で、総務省の『平成29年度電波利用環境保護周知啓発活動』のイメージキャラクターなどに抜擢されているため、あまりトラブルを長引かせたくないというのが本音ではないでしょうか」(放送作家)
とはいえ、天下のNHK。“猫だまし”では、すまされない!?
(窪田史朗)