浅野忠信が公式ツイッターでつぶやいたひと言がちょっとした騒ぎを巻き起こした。
浅野は【ご報告】として3月31日夕方5時52分、
「長年の夢だった東京大学への今年度の入学が決まったため俳優業を一時休ませていただきます。今後は文科一類にて法律を学び少しでも今後の俳優業に活かせるように努力しますので、引き続きの応援をよろしくお願いします」という文面を投稿した。
「26万人余のツイッターフォロワーはびっくり仰天。まさに『聞いてないよー』状態になり、閲覧数はうなぎ登りに。4月2日時点で、5729件のリツイート、2万0384件のいいね! を記録した。エイプリルフールだと気づかずまともに信じてしまう者もいれば、ウソだ!と思ってはなから取り合わない者、エイプリルフールのウソだとあっさり理解した者と対応は様々だった」(ネットライター)
芸能界でも、浅野のつぶやきを取り上げ、センスがいいと感心した者がいた。お笑い芸人の有吉弘行だ。
有吉は4月1日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN系)で、このツイッターを取り上げ、大絶賛。日頃毒舌で知られる有吉にしては、珍しく手放しでほめたたえる姿勢を貫き、リスナーをびっくりさせた。「これいいですよ。こういうウソがいいんですよ。こういう、『東大に入学します』っておもしろいじゃん。これがいいんだよ。浅野忠信さんは、『ラジオビバリー昼ズ』が好きなだけあって、やっぱシャレがきいてますよね。いいですよ、さすがでございます」とほめあげ、その理由を「『実はこのたび、結婚します』っていうのあるじゃん。『あ、ファンが悲しむだろうなぁ』っていう自意識が嫌いなだけだから」と、このジョークのよさを、逆の例を示しながら、説明したのだった。ともあれ、今やハリウッドスターの仲間入りをしている浅野。浅野なら、「ないことではない」という先入観が、信憑性を大いに増す結果となったようだ。
(塩勢知央)