芸能

天才テリー伊藤対談「カミナリ」(2)永野さんの助言が大きかったんだね

テリー まなぶくんは、早稲田の政経学部なんだ。よく官僚を目指すみたいな方向に行かなかったね。

まなぶ ああ、それはなかったです。2年浪人していましたし、受かったら受かったでサークルが楽しくて、バーベキューばっかりしていたんですよ。結局6年半で中退したんですけど、40単位しか取れなくて。

テリー アハハハ。それ、1年で取るぐらいの単位数だよね?

まなぶ はい、肉を焼くのが楽しくて(笑)。もうちょっと早く判断すればよかったんですけど。

テリー 変なヤツだな、きっと天才肌なんだろうね。たくみくんは、帝京大学?

たくみ そうです。僕はストレートで合格して。

テリー となると、卒業の時期がズレちゃうよね?

たくみ 僕が大学を卒業するタイミングに、今の事務所のオーディションを受けたんです。なので、芸人になったばかりの頃、まなぶくんは学生と芸人を両立させていました。

テリー そうなんだ。ちなみに、その時から今みたいなスタイルの漫才をやっていたの?

たくみ いえ、最初の頃は僕が英語の先生で、生徒のまなぶくんがずっと授業中に粘土をいじっている、みたいなコントをやっていましたね。ネタはまなぶくんが一から十まで全部書いたんですけど。

まなぶ すごく楽しかったです(笑)。

たくみ でも、2011年に事務所に入ってから、ずっとテレビにも出られなくて。そんな時、2015年に「M-1グランプリ」が復活したんです。

テリー あ、そこから漫才に行くんだ。

たくみ はい。お笑い芸人である以上、「賞レースには出るべきだ」と思っていたので、記念受験みたいな感じで漫才を作ったら、コントより反応がよかったんですよ。そこから1年漫才を頑張ったら、次は決勝まで行けました。

テリー それがブレイクのきっかけになったと。漫才とコント、いったい何が違ったんだろうね。

たくみ 中学の時はずっと意味のわからないことをやって笑っていたのに、いざ芸人になってネタを作る段になると、何か自分たちの身に合わないことをやっていたんだと思います。

テリー みんなにウケる、シャレたネタを狙ったわけだ。

たくみ そうです、そうです。茨城弁じゃなく、なるべく標準語でしゃべったりして。でもその時、事務所の先輩の永野さんが、「自分たちがいちばんしゃべりやすいやり方で、地元の友達を笑わせるようなネタを作ったほうがいいよ」とアドバイスをくれたんです。

テリー なるほど。

たくみ で、あらためて「まなぶくんがいちばんおもしろいのはどんな時だろう」と考えてみたら、普通の会話の中のミスだったんです。例えば、「小学2年の時に賞状をもらったんですけど」っていう話から始まったのに、結局「賞状もらった話、関係ねえじゃん!」みたいなオチになったり(笑)。だから、そういうネタを漫才にしてツッコミを入れていったら、今の形にたどりついた感じです。

テリー で、茨城弁も復活させたと。

たくみ はい。それに僕、身長が小さいから少しでも大きく見せようと思って、アフロの髪型にしていたんですよ。(笑)。それも、永野さんが「普通の髪型で、口が悪いほうがギャップがあっておもしろいよ」という助言をくれたので、今の髪型にしたんです。

テリー へぇ、すごい。永野さん、恩人だね。

たくみ 足向けて寝られないです、本当に。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」