歌姫を悩ませる父親という意味では、青山テルマ(30)も同様だ。
青山といえば、デビュー当時の「そばにいるね」をはじめ、ピュアなラブソングでヒットを飛ばしてきた。ところがここへ来て、“元ヤン”を告白。バラエティー番組などへの登場も増やし、活躍が目立っている。
そんな彼女の“キャラ変更”は、過去を振り切る決意を感じさせるものだった。
「まさに『そばにいるね』が発売された08年1月23日、実父が大阪のレストランで、世話になっていたマスター相手に牛刀を振り回して暴れる殺人未遂事件を起こしています。もっとも、テルマの両親は幼少期に離婚し、彼女は母親に育てられているため、父親の消息さえ知らない状況でしたが、当時は清純派アーティストとして売り出している真っただ中でした。周囲もマスコミの動きにかなりピリピリしていた。今、テルマが実父の血を引いているかのような過去を公言するのは感慨深いですね」(事情を知る音楽関係者)
バラエティー番組での復帰組は他にもいる。
かつての恋人・小室哲哉(59)のプロデュースにより90年代半ばにヒット曲を連発した華原朋美(43)だ。98年に小室と破局して以降は入退院を繰り返し、精神安定剤や睡眠薬の過剰摂取で病院に緊急搬送されるなど、奇行の目立つお騒がせタレントと化していた。
とはいえ最近では、小室とのエピソードを披露するなど、ぶっちゃけキャラでバラエティー番組などでも重宝されるようになった。テレビ東京系深夜番組「じっくり聞いタロウ~スター近況マル秘報告~」では、「酔っ払うと、コンビニに行ってAVが付いている雑誌を買うのがクセ」と言ったかと思えば、「私、SM(作品)がいいな」などと仰天告白をしている。
「番組収録の際はたいてい上機嫌ですが、テンションが高く、目つきがギラギラとして怖さを感じる時もありますね。不倫問題などに関しても際どいツッコミを入れる様子は無邪気にも見えますが、“怪しい世界”の住人がゲストで出演した際には、『人を殺しちゃったことなんかもあるんですか?』と平然と尋ねることもある。危なっかしくてカットすることもしばしばです」(テレビ東京関係者)
そんな華原が色気を見せているのが、なんと東京五輪出場だというのだ。
「華原は幼い頃から馬術を特技とし、高校時代には国体で4位に入賞したほどの腕前なんです。16年の秋に開催された馬術の日本国内大会『ジャパンオープン』では優勝を果たしている。当然、五輪出場のハードルは相当高いですが、昨年は日本馬術連盟の推薦を受け、馬術の聖地・ドイツのミューレンに短期留学するなど、本気も本気なんですよ。小室の引退宣言を尻目に、再浮上してきました」(スポーツ紙芸能デスク)