5月5日に放送されたバラエティ番組「世界!極タウンに住んでみる」(フジテレビ系)の初回視聴率が、5.8%だったことがわかった。同番組は、3月で終了したバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の後番組として注目を集めていた。
「『極タウン』は、海外にある極端な街に、ディレクターが潜入するという移住体験型バラエティで、MCは東野幸治と、ホンジャマカ・恵俊彰が務めています。しかし視聴者からは、ナスDという人気キャラクターを生み出した『陸海空 地球征服するなんて』(テレビ朝日系)や、松本人志がMCを務める『クレイジージャーニー』(TBS系)など、人気旅系バラエティと比べる声が多く、『新鮮味がない』との声が放送前から相次いでいました。そして視聴率も、初回としては非常に厳しいものとなり、早くも打ち切りを心配する声が一部で飛び交っています」(テレビ誌記者)
レギュラー第1回目では、「今はもうなくなってるかもしれない、砂漠のど真ん中にあるオアシスの街」をディレクターが訪れるという内容を放送。VTRでは「1歩間違えたら死ぬ」と煽り、スタッフが悪戦苦闘しながらひたすら砂漠を歩く姿が流れた。そして迷いながらもついに街を発見すると、スタジオの出演者からは「何で行けたんだよ!」「すげーな!」と称賛の声が飛び交い、奇跡的にたどり着けたかのような展開となっていた。
しかしこの内容に対し、一部視聴者の間ではヤラセ疑惑が持ち上がっているという。
「スタッフが訪れたのはペルーのワカチナという名の街で、番組では砂漠だけに囲まれた辺境の地であるかのような紹介がされていました。しかし実際は、多くの旅行者が訪れる人気の観光地で、道路も整備されており、近くの街からタクシーで10分ほどしかかからないと、様々な旅行サイトで紹介されています。そのため視聴者や、現地を訪れたことのある旅行者からは『誰もが簡単に行ける場所なのに、わざわざ砂漠を必死に歩く演出が怖い』『インスタとかにもいっぱい上がってるし、普通にちょっと遊びに行く程度の観光地なのに…』『ヤラセじゃん』と、過剰な演出に対し、不満の声が上がることとなりました」(前出・テレビ誌記者)
「俺たちひょうきん族」や「めちゃイケ」など、長寿番組を生み出してきたフジの土8。初回から躓いてしまった「極タウン」は、今後どれだけ放送を継続させることができるだろうか。