11月10日からスタートしたバラエティ番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系)の視聴率が、10.4%だったことがわかった。この記録は、フジが放送するバラエティの中で高い数字だという。
「フジは『めちゃ×2イケてるッ!』終了後、紀行バラエティ『世界!極タウンに住んでみる』をスタートさせたものの、初回から視聴率5%台の大爆死となり、わずか4カ月で打ち切られました。ですが今回は、特番で放送していたドッキリ番組を新たにレギュラー化させ、視聴率2ケタ台の好発進となっています」(テレビ誌記者)
同番組は、これまでドッキリを仕掛けられる側だった芸能人が、ドッキリを考える側になるというコンセプトとなっている。
今回は視聴率が好調だったことで、しばらく放送が続けられると思われるが、出演者は大きなリスクを背負うことになるという。
「ドッキリ番組は、多くの視聴者の注目を集められる一方、炎上と隣合わせなんです。特に最近は、相手を驚かせる仕掛けが過激なものだと、すぐにSNSが炎上。今回の番組でも、大量のネズミをケーキの箱に入れて驚かせるというドッキリがあったのですが、ネットではやはり一部の視聴者が『動物が可哀想!』『生き物をドッキリのネタに使うな』と騒いでいる。そしてなにより一番の問題は、最初に芸能人が登場してドッキリを考えるという構成です。もし何か大きな問題が起きた場合、一番に責められるのはネタを考えた設定の芸能人ですから、出演を敬遠される場合もあるでしょう。そのため、一時的に視聴率が取れたとしても、このスタイルの番組をレギュラーで継続させることは簡単ではないのです」(前出・テレビ誌記者)
フジとしては久しぶりのヒット番組となった「ドッキリGP」。今度こそ早々に打ち切られるという事態にならなければいいのだが。