4月25日に第一報がNHKによって伝えられ、5月6日にジャニーズとの契約が解除となった元TOKIO・山口達也が起こした「強制わいせつ事件」。今年2月、六本木の自宅に共演者の女子高校生を呼び出し、無理矢理キス。同26日、謝罪会見で無期限の芸能活動停止を発表した山口だが、彼が所属するジャニーズ事務所の“評価”も、この時、大きく揺らいだようだ。
「今回の事件で“ジャニーズ帝国”弱体化の兆候を強く感じました」と語るのはテレビ関係者だ。
「一昨年のSMAPの独立騒動以降、ジャニーズ事務所が所属タレントをコントロールできなくなっている。山口の事件が発覚する直前にも関ジャニ∞の錦戸亮が会員制ラウンジで酩酊して俳優の瑛太を挑発し、ボコボコにされるという事件が発生しています。昔のジャニーズならあり得なかった異常事態ですよ」
さらに「山口の事件の対応を巡り、目に見える形で『ジャニーズの弱体化』が露呈しましたね」と語る同関係者。
「ジャニーズ弱体化」を露呈した対応とは──。
「事件発覚直後の26日に発表した事務所名義の謝罪文があまりにひどかったんです。山口の言葉を代弁して『お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいました』とつづっているのですが、幼稚で配慮に欠けた文面に絶句してしまいました。その後のTOKIO4人が開いた、結局何が言いたいのかわかりにくかった謝罪会見も含めて、“ジャニーズ帝国”の崩壊が迫っていると思わざるを得ません」(前出・テレビ関係者)
ジャニーズ事務所に何が起きているのか、今後も注視したい。
(白川健一)