この中堅芸人は、
「ゆうこりんも、天野式投資術を実践している一人ですね」
と、小倉優子(34)の儲けっぷりについても語る。
「ウエディング業界、美容業界といった、自分と近い業種から好きな会社の銘柄株を買うと言っています。一時は大幅にマイナスだったようですが、最近では1000万円以上プラスになっているとも聞きますね。ただ、自分が詳しい業種の株を買うといっても、軒並み閉店してしまった『焼肉小倉優子』で苦い思いをしただけに、焼肉チェーンの銘柄は持っていなさそうですが‥‥」
お笑い界ではオアシズの大久保佳代子(46)も、資産を大増殖させている。中堅芸人がさらに言う。
「本人は絶対に教えてくれないでしょうけど、彼女が持っている金融資産は、株と金、不動産投資信託(リート)を中心に、5億円を超えていると噂になっていますね。ここ数年、大久保さんは、自分の意思で仕事をセーブしている、と話題なのですが、その理由としてささやかれているのが『投資で回している金額が大きすぎて、芸能界の仕事がバカバカしくなった』というものなんです」
なんともうらやましい話だが、ボロ儲けによって、オトコ絡みでも異変が──。
「これまで『いいオトコいない?』が口癖でしたが、以前よりオトコにがっつかなくなりましたね。これも『カネ目当てで近寄ってくるオトコたちに嫌気が差したから』だと噂されていますが‥‥」(中堅芸人)
とにかく儲かって、笑いがコボれる様子の大久保だが、その投資テクは一風変わっているという。
「普通の感覚ではなかなかありえないような銘柄の選び方をしているそうですよ。聞くところによると、よく知らない銘柄でも人から勧められるまま買って、それらを全部、長期保有しているみたいなんです」(中堅芸人)
超受け身な、言ってみれば「ドM体質」の銘柄選び。なんとも型破りな投資術だが、これが結果としてリスク分散につながり、上昇基調にある相場では有効な方法と言えそうだ。
加えて、儲けのスパイラルを生む、こんなエピソードも。
「大久保さんは『プライベートで大金の使いみちがない』と言って、ギャラの大半を投資に突っ込んでいるという話ですよ」(中堅芸人)
OLと芸人の兼業時代を経てブレイクした異色のキャリアが、投資方法に反映されているのか。投資の常識にとらわれず、我流を貫く大久保のテクニックは、今後の相場しだいでは、さらに大きく資産を増やす可能性を秘めていると言えるだろう。
最後に、あの「天才子役」までトレーダーに──という意外な話を。
「最近、鈴木福くん(13)が本格的に株を始めたと、もっぱらの話題なんですよ」
と語るのは、広告代理店社員である。
福くんがトレーダーとなったきっかけは、昨年、彼が登壇した「スマホで簡単に株が買える」という日本株取引アプリのPRイベントだった。ワイドショーデスクも驚きを隠さない。
「イベントの壇上、ゲーム好きの福くんは任天堂の株を買って大興奮していたのですが、それ以降、投資への興味が高まり続けているんです。そして今では、日経新聞や会社四季報を読むようになって、実際に株取引をしているとのこと。将来は、投資家としても開花するかもしれません」
投資家、トレーダーという「副業」。芸能界の投資ブームは終わりそうにない。