よゐこの濱口優とタレントの南明奈が結婚した。かねてから交際が伝えられ、いつもゴールインするのかと周囲をやきもきさせてきたが、ついに年貢の納め時となったようだ。
これによってにわかに芸人の結婚が注目されている。実は“お笑い大国”よしもとクリエイティブ・エージェンシーには、社内婚が多いのだ。芸人仲間が恋人、やがて夫婦に発展してしまうパターンだ。
筆頭格はなんといっても、浪花のしゃべくり漫才師の宮川大助・花子。大花師匠はともに60代で、芸歴はおよそ40年。大阪の笑いの殿堂で、よしもとの常設劇場であるNGK(なんばグランド花月)に今でも上がるバリバリの現役だ。
そんな2人と肩を並べる超ベテランは、吉本新喜劇の女優・浅香あき恵と、漫才師のWヤング・佐藤武志。喜劇役者と漫才師の大御所夫婦だ。
「座員夫婦といえば、今春惜しまれながら終了した『めちゃ×2イケてるッ!!』(フジテレビ系)では、出演するたびに大爆笑をかっさらった未知やすえさん。ヤクザさながらの河内弁で怒鳴り倒したあと、かわい子ぶりながら『怖かったぁ?』と豹変する定番ギャグが有名です。ご主人は、吉本新喜劇の座長・内場勝則さん。ダウンタウンと同期の大阪NSC(よしもとが運営するタレント養成学校)の1期生。その腕は確かで、後輩座長の小籔千豊さんが全幅の信頼を寄せています」(芸能ライター)
よしもとだけにやはり、関西人同士の夫婦が多い。関東出身女芸人では椿鬼奴がいる。
「ダンナは8歳年下のトリオ芸人・グランジの佐藤大さんです。もとは友人でしたが、貧乏後輩芸人の佐藤さんが14年あたりから、鬼奴さんのマンションに入り浸り。酒とギャンブル好きという共通の趣味が高じて、結婚しました」(前出・芸能ライター)
生粋のギャンブラーである佐藤は、ピーク時360万円の借金があった。現在は、94万円まで減額。減ってはいるが、格差婚に変わりはない。社内婚であり、借金王といえばかつみ・さゆりが挙げられる。相次ぐ事業の失敗によって、一時期は1億7000万円の借金を抱えた夫婦漫才師。妻・さゆりの金はなくとも前向きな姿勢は、何度もテレビで密着されている。
夫婦であり、芸人である。話術で稼いでいるせいか、金にならないプライベートの夫婦喧嘩はしない。それが共通点だとか。
(北村ともこ)