犯罪組織の忘年会への“闇営業”がバレて、所属する吉本興業を解雇された、カラテカの入江慎也。
「問題の忘年会には、入江の仲介で雨上がり決死隊の宮迫博之や、ロンドンブーツ1号2号の田村亮らも参加していたことがわかっています。事情をよく知らない中での参加ということもあり、彼らは“厳重注意”のみで仕事への影響は少なそうですが、世間の厳しい批判を浴びることになるでしょう」(芸能記者)
この吉本興業の処分で注目すべきは、犯罪集団とは知らなかったかもしれないが、事務所を通さぬ闇営業であることはわかっていたにもかかわらず、そこへの処分がないことだ。
「つまり、芸人の闇営業自体は黙認されているということなのでしょう。所属芸人が増えて、一人のマネジャーが何組もの芸人を担当する時代になり、芸人ごとにきめ細やかなマネジメントや営業活動ができない現実がありますからね。会社サイドもそこに負い目があるだけに、厳しく管理ができず、そうした中にあっては事務所を通さず実入りも大きい闇営業が増えていくのは当然のこと。実力のある芸人で闇営業をやったことのない芸人はほぼいないでしょう」(お笑い関係者)
闇営業でなくとも、小会場でのライブなども事務所が関与していないケースがほとんどだし、そもそも事務所と所属にあたっての契約書がないケースも多い。何をもって所属芸人なのか、そんな人材に対し事務所としての責任はどこまで及ぶのか。
入江は、友達5000人の合コン王と言われるようになり、事業も展開している。そうした中で調子に乗っていたことは間違いなく擁護の余地はないが、一方で今回を機に、お笑い界、芸能界のありようを見つめなおす必要はありそうだ。
(露口正義)