NHK朝ドラ「半分、青い。」も中盤に差し掛かり、若干の波があった視聴率も主人公の鈴愛(永野芽郁)が上京して漫画家に弟子入りしたあたりから、安定して20%前後の高い数字を推移している。
主人公の生き様に心を揺さぶられるのが朝ドラの醍醐味だが、近年は脇を固める若手女優の、その後の活躍ぶりにも大きな注目が集まっている。
「主役でなくても、朝ドラで印象に残る役どころを演じきった女優はその後、大きく飛躍することがあるのです。代表的な例が有村架純。2013年度上期の『あまちゃん』で、小泉今日子が演じた天野晴子の若かりし頃を演じて注目を浴び、17年度上期の『ひよっこ』ではついに主役を射止めました。その『ひよっこ』で、有村が演じる主人公とともに“乙女寮”で暮らした青天目澄子を演じた松本穂香は、今年すでに2本の出演映画が公開され、2本が公開予定。7月から始まるドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)では主人公のすず役に抜擢されています。『半分、青い。』のこれまでの展開で、注目の女優は2人。1人は鈴愛と同じく漫画家、秋風羽織(豊川悦司)のアシスタント、小宮裕子を演じる清野菜名。しかし、清野は映画や昼帯のドラマで主演を務めた経験があり、すでに演技力には定評があります。ネクストブレイクという言葉にふさわしいのはもう1人のほう、鈴愛の幼なじみである律(佐藤健)の恋人、清を演じる古畑星夏ではないでしょうか。モデル出身でスラリと伸びた手足が特徴的な正統派美女です。律への湿度高めなアプローチを繰り出し、現在のところ主人公のライバルとして存在感を発揮しています」(芸能ライター)
ドラマの展開とともに、次世代女優の活躍にも注目してみては?