フジテレビの月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」に、嵐・相葉雅紀の妹役で出演中の有村架純。5月1日公開の主演映画「ビリギャル」は興行収入20億円を超えるなど、今、最も旬な若手女優として活躍中だ。
「2013年に『あまちゃん』(NHK)に出演したことが一般的なブレイクのきっかけですが、デビューした2010年に2つの幸運な出来事があったのが大きいです。一つはドラマ『SPEC』(TBS系)に出演したこと。『SPEC』は人気シリーズになり、2013年に映画で完結するまで、有村さんは毎回、出演しています。もう一つは、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)のセンターグラビアを飾ったことです。その後、表紙に抜擢され、2014年を除いて毎年、ヤンジャンのグラビアに出ています。この二つで彼女を知った業界人やファンは多く、キャスティングの大きな後押しとなったわけです」(テレビ局スタッフ)
「SPEC」は主演が事務所先輩の戸田恵梨香だったために出演でき、「ヤングジャンプ」でグラビアを飾ったことも、事務所の先輩のおかげだという。出版社社員が語る。
「戸田さんもヤンジャングラビア出身ですが、やはり広末涼子さんの存在が大きいですね。広末さんはデビュー直後にいきなりヤンジャンの表紙を飾り、人気絶頂だった1996年には集英社から写真集を出しています。事務所としてはグラビアは宣伝になり、出版社側は話題の女優を独占できるうえ、双方が写真集で儲けを出すこともできます。もちろん、『この子は売れる』という確信があってこそです。有村さんは2013年に集英社から写真集を出すなど同じ手法ですが、広末さんの頃からの事務所と集英社の良縁があったおかげで、抜擢されたんです。とはいえ、『SPEC』は脇役で、ヤンジャンも最初はセンターグラビア。こうなれたのは彼女の好かれる人柄もあるでしょうね」
6月からは「永遠のぼくら sea side blue」(日本テレビ)で、地上波ドラマ初主演を果たす有村。これからも良縁をつかみ活躍していくことだろう。