サッカーファンvs社会学者・古市憲寿氏の構図が再び勃発してしまったようだ。6月14日放送の報道番組「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演した古市氏は、ついに開幕の日を迎えたロシアW杯に関して「ボクは観ない」と一蹴。一部の熱狂的なファンから非難を浴び、2年前の発言まで掘り起こされる事態に発展している。
同番組内で、司会の小倉智昭が「ロシアW杯が始まりますね。サッカーが好きな方は1カ月間眠れない夜になるでしょう」と述べると、山崎夕貴アナが古市氏へ「(サッカー)観ましょうね!」と話題を振るも、本人は「ボクは観ないです」と塩対応。小倉からも「イヤなヤツだなぁ」と返される一幕があった。
「フジテレビは開幕戦の次戦であるエジプトvsウルグアイ戦を皮切りに、日本vsポーランドなど多くの重要な試合を放送するため、様々な番組内でW杯に向けたPR活動を進めてきました。そういった背景もあってか、今回のように『W杯は観ない』とのスタンスを示す古市氏を“悪者、イヤなヤツ”といった扱いにしてしまうのかもしれませんが、視聴者からは『別にそれは古市の自由だろ』『無理やり観なきゃいけない空気感を作るな!』『個人の自由では?』といった、古市氏を擁護する声も多く集まったのも事実。もちろん、今回のW杯に関わらず、かねてよりサッカーへの興味の無さを敢えて公言してきたことから、サッカー好きからは『別にあなたに好かれなくても良いです』『あの上から目線がたまらん』『また古市との戦いが始まりますか』との反応もあり、相も変わらずバトルに発展しそうな空気感が漂っています」(テレビ誌ライター)
今回は山崎アナに振られた事に対する返答として「ボクは観ません」と語ったに過ぎないため、古市氏への批判はお門違いではあるが、そもそも彼がサッカーファンを激怒させた“あの発言”をぶり返す者もいる。
「かつて2016年1月に『ワイドナショー』(フジ系)で『サッカーというスポーツは全然得点が入らないから、試合にメリハリが無くなって、観ていてつまらない』と発言し、これがサッカーを愛するサポーターの間で大炎上となったんです。今回の“W杯観ない発言”は返し言葉とはいえ、サッカーへの関心のなさをほのめかしたことで、『まだサッカーファンからの炎上に懲りてないのか』『あなたのコメントもメリハリがなくて聞いててつまらないです』『小倉さんに同感』といったリアクションも散見されてしまいました。敵を作ることを恐れない古市氏のタフさも垣間見られた瞬間だったと言えるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
古市氏が何を好み、何を鑑賞するかは個人の自由であることは間違いないが、深い恨みを抱いた熱烈なサッカーファンは、“マンマーク”で彼をどこまでも執拗に追い続けているようだ。
(木村慎吾)