地元の名古屋で初の戴冠!6月16日にナゴヤドームで開催された「第10回AKB48世界選抜総選挙」において、名古屋を拠点とするSKE48の松井珠理奈が悲願の女王に輝いた。さらに同じSKE48の須田亜香里が2位となり、地元勢が歓喜のワンツーフィニッシュを果たす形となった。
「珠理奈はここ2回の選抜総選挙でいずれも3位に入っており、指原莉乃の不出馬と渡辺麻友の卒業により、1位は確実視されていました。それに対して須田はここ2回は7位、6位と順位を上げてはいましたが、過去の選抜総選挙では前回5位未満のメンバーがベストスリーに入った例は一度しかなく(第3回で3位の柏木由紀、前回8位)、今回の2位躍進はほとんど予想されていなかったはず。そのぶん、地元名古屋の盛り上がりは相当なものだったのです」(アイドル誌ライター)
16日の夜に結果が判明すると、名古屋では中日新聞が「松井珠理奈 新女王 2位須田亜香里 SKE48初の快挙」との見出しが躍る号外を配布。中日新聞社が選抜総選挙の共催に入っているものの、アイドル関連イベントでの号外は異例中の異例と言えるだろう。そんなSKE48躍進の盛り上がりは、地元の世界的企業が達成した偉業すらも上回ったというのだ。
「16~17日にフランスで開催された『第86回ル・マン24時間耐久レース』にて、中嶋一貴らが駆るTOYOTA GAZOO RacingのトヨタTS050ハイブリッドが優勝。これまで日本車の優勝はマツダが、日本人の優勝は関谷正徳(マクラーレンF1 GTR)が達成していますが、日本車+日本人の優勝は今回が史上初となりました。この快挙にトヨタ自動車の豊田章男社長もすぐさま祝福のコメントを発表。地元の中日新聞でも号外メールでその偉業を速報しました。それでも号外は配られなかったのですから、名古屋にとっていかにSKE48勢のワンツーフィニッシュが大ニュースだったのかが実感できます」(週刊誌記者)
SKE48が女王となり、トヨタが優勝。いずれにせよ名古屋にとっては最高の夜になったことは間違いないようだ。
(金田麻有)