フリーアナウンサー・宮根誠司がMCを務める午後の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)が、裏番組の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)に視聴率を抜かれて、業界内でも話題となっている。
「打倒ミヤネ屋」を掲げて2015年3月にスタートした「グッディ!」だが、強引な取材手法や放送関連のミスを連発していた。例えば、今年4月には、「オフィス北野」のお家騒動の渦中、同事務所の社員と称する男性のインタビューを放送したものの、まったく無関係の人物だったことが明らかになり、番組内で謝罪する一幕もあった。
「メインMCの安藤優子も決して好感度が高いわけではなく、放送開始当初からミスのイメージが目立ったことで、視聴率的にも苦戦が続いていました」(テレビ誌編集者)
それが最近は「ミヤネ屋」の視聴率を超えることもあり、状況に変化が起きているのだ。
もっとも、その理由としては“「ミヤネ屋」の自爆”との声が多い。
「宮根は、昨年11月に『週刊文春』で“隠し子”の母親インタビューが掲載された際、番組で触れることなく完全にスルーしました。もともとクリーンなイメージで売っていたわけではないとはいえ、あの対応は主婦層が主な視聴層を占めるお昼の情報番組のキャスターとしてはまずかった。いまだにそのシコリを残している印象です」(前出・テレビ誌編集者)
両番組の今後の視聴率バトルに要注目である。
(しおさわ かつつね)