日本人サポーターによる誠意に満ちた振る舞いが、世界のマナーを向上させている?
現在ロシアで開催中のW杯本大会において、試合後にスタジアム座席周辺のゴミを拾い、世界各国メディアからお褒めの言葉を頂戴していた日本代表サポーターだが、その行為を手本とする多くの国々が拡散活動を展開しているようだ。
6月21日、同大会グループCのフランス代表vsペルー代表の試合キックオフ前にペルー環境省の公式ツイッターアカウント「Ministerio Ambiente」が、「日本人が(ゴミ拾いを)やり始め、これまでにセネガルとウルグアイも続いた。次はペルー人がゴミ拾いをする番だ」とツイートし、自国民に向けて清掃活動を呼びかけだ。
すると、ペルー人サポーターは、試合では惜しくも0-1でフランス代表に敗れたものの、座席の下や周辺をくまなく清掃し、ペルー環境省の期待に応える振る舞いを見せつけたのだ。
「日本人サポーターがコロンビア戦後にきちんとスタジアムをキレイにしてから去ったことで、他国サポーターもそれに続けといったムードが徐々に立ち込めています。ペルー環境省も自国のサポーターの試合後のゴミ拾い活動に感動したのか、『ブラボー! 皆様のこの清掃は長く記憶されるべき素晴らしい思い出です』とツイートし、ゴミ拾いに勤しむペルー人サポーターの動画も添付。これが“当たり前の慣習”として世界に根付くことになれば、日本人にとっても誇り高いことですね」(スポーツライター)
なお、ペルー代表はグループステージ初戦に続く連敗を喫した時点で同大会からの敗退が決定。多くのサポーターが感傷ムードに浸ったであろうタイミングだが、即座に清掃行為に及んだ切り替えの速さも評価されて然るべきかもしれない。
(ジェイコヴ)