芸能

ヒロミ、櫻井翔も恐縮した“イイ人ぶり”が輝きまくった夜!

 随分人間が丸くなったもんだ。お笑い芸人、ヒロミである。

 7月1日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)にゲスト出演。「私が許せないこと」をテーマにぶっちゃけトークを展開した。

 番組冒頭では、イギリスの人気番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で話題になった日本人マジシャン・TanBAのパフォーマンスをVTRで紹介。その後スタジオに登場したTanBAが、切れ味鋭いカミソリを口から飲み込み、カミソリに糸を通して口から出したり、円筒形の風船を飲み込んで、もう一度膨らんだままで取り出す技などを披露した。

 その完璧なパフォーマンスを素直に絶賛したヒロミ。ゲストの長嶋一茂が「でも、お蔵ぎりぎりだろ」と難癖をつけると、「一茂、お前、お蔵の意味わかってないだろ」とナイスなツッコミを入れる。最後は「何で、日本で話題にならなかったんだろ?」と至極真っ当な視聴者目線の感想を述べるなど、ベテランの技を見せたのだった。

「昔は共演者を小突いたり、蹴りを入れたりと、元ヤンキーを売りにしていただけあって、態度はデカいし、口は悪かった。スタッフにまで毒づいていたそうで、次第に飽きられ嫌われて、最後には芸能界を干される形でいったんはフェードアウト。実業家として第2の人生を送っていました。それが、50歳過ぎて芸能界にカムバック。私生活では父親となり、すっかり落ち着いた。昔のようにイライラすることもなくなり、人間が丸くなったと最近はもっぱらの評判ですよ」(テレビ誌記者)

 この日、ヒロミが許せないこととしてあげたのは、食通にはつきものの「おいしいでしょ」というドヤ顔。自分で作ってもないのに、しれっと自慢する顔にイラッとし、鼻白むのだという。

「昔なら何にでも毒づいていたのが、様変わりしましたね。ゲストの嵐・櫻井翔が後輩との『サシ飲み』を連発すると、もともとヤクザや博打打ちの使う裏社会の言葉であることということを説明して、誤用を正してやるなど、良き芸能界の先輩ぶりを見せつけてましたね。嵐の新人時代に番組共演していた2人。今や力関係こそ逆転しましたが、それで臆するようなタマではない。櫻井も恐縮してましたよ」(芸能ライター)

 毒が抜けた分だけ柔和な笑顔の増えたヒロミ、この先重宝されそうだ。

(塩勢知央/写真:パシャ)

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