8月25~26日に放送される「24時間テレビ」(日本テレビ系)にて、番組史上初のトライアスロン形式によるチャリティーランナーを務めるのが、ANZEN漫才のみやぞんだ。スイム(遠泳)、バイク(自転車ロードレース)、ラン(遠距離走)からなるこの競技、7月12日には所属事務所・浅井企画の記者会見に出席し、スイムの練習に関して「泳いでる途中で『ス~ッ』と息を吸うのが大変」と語っていた。
そのトライアスロンでは、いったいどんなコースを選ぶのかが視聴者の間でも議論の的になっているという。これまでも24時間テレビのマラソンコースは事前予想が活発に行われていたが、今回はその予想が困難だというのだ。スポーツライターが指摘する。
「これまではゴールとなる日本武道館を中心に、走行距離を半径とする同心円を描くことで、出発地の絞り込みが可能でした。ところが今回のトライアスロンでは距離が公表されていないため、その手法が取れないのです。スイムがあることから海沿いのコースも予想されていますが、安全性を考慮すると、スイムをプールで行う可能性もあり得ます。しかも『夜間は危険だからスイムは日中』と予想されているものの、もしプールを使うのであれば夜間に貸切にすればいい。予想はさらに困難となります」
その「24時間テレビ」では過去に、番組内でトライアスロンを実施したことがある。2010年の放送では視覚に障害のある立木早絵さんが51.5キロのコースに挑戦。この時は福島県トライアスロン協会の協力により、いわき市のアクアマリンパーク周辺で競技を実施した。それと同じような体制を今回の「24時間テレビ」でも取れるのだろうか?
「2010年の時もバイクコースの沿道には多くの観客が集まっていました。それがみやぞんとなれば、パニックになりかねないほどの観衆が押し寄せる可能性は高く、公道でバイクを行うのは非常に危険でしょう。それゆえ今回は、閉鎖されたサイクリングコースを利用する可能性が高い。関東には武蔵丘陵森林公園や国営昭和記念公園など、10キロ超のサイクリングコースを備えた公園がいくつもあります。公園なら会場の管理も公道よりは簡単ですし、今回のトライアスロンではバイクコースの多くをサイクリング専用コースにするのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)
ともあれ、みやぞんの雄姿をその目で観たい人は、交通の邪魔にならないように配慮したいものだ。
(金田麻有)