ラジオ聴取率調査の結果が7月10日に発表された。首都圏の男女12歳~69歳を対象にしており、6月11~17日に実施。調査を行ったビデオリサーチによると、全局中トップの人気を獲得したのは、TBSラジオ。同局は2001年8月から17年間にわたり、102期連続でトップを死守し続けている。トップに輝いたのは、週平均、平日、土曜、日曜の各平均についてもで、聴取率は0.9%。ちなみに2位はJ-WAVEの0.7%、ニッポン放送の0.6%と続く。
最高聴取率ランキング(15分単位)でトップに輝いたのは、05年スタートの生放送「安住紳一郎の日曜天国」である。
「毎回の調査で高聴取率をぶっちぎる優良番組。TBSの局アナである安住アナは『新・情報7DAYS ニュースキャスター』など同局のテレビのバラエティ番組での仕切りもうまいが、ラジオはそれに輪をかけてうまい。声はよく通るし、ゲストとのトークもよどみない。御年78歳の森本毅郎大先輩がパーソナリティーを務める『森本毅郎・スタンバイ!』が2位を獲得しているが、あの路線を狙えば、安住は80歳を過ぎても現役でイケますよ。同局はベスト10に『伊集院光とらじおと』『赤江珠緒たまむすび』『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』『ジェーン・スー生活は踊る』と合わせ、6本ランクインしているが、いずれもタレントとフリーアナがメインパーソナリティー。局アナは安住だけですから、もっと評価されていいはずですよ」(芸能ライター)
またニッポン放送は、12歳~19歳男女に人気抜群であることがわかった。人気の秘密は、看板番組の「オールナイトニッポン」。月~土曜の同時間帯トップに輝いた。「菅田将暉のオールナイトニッポン」(月・聴取率0.8%)、「星野源のオールナイトニッポン」(火・0.8%)、「AKB48のオールナイトニッポン」(水・0.4%)、「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(木・0.6%)、「三代目 J Soul Brothers 山下健二郎のオールナイトニッポン」(金・0.8%)、「オードリーのオールナイトニッポン」(土・0.6%)。
午前1~3時までの深夜帯に、10代の若者がラジオをむさぼり聞いていたのは今も昔も変わっていないようだ。
(塩勢知央)