要するに加減が大事ということか?
ビートたけしが11月24日に放送された情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)に出演。たけしが司会を務め、80~90年代に放送された人気番組「スーパーJOCKEY」(日本テレビ系)の名物コーナー「熱湯風呂」の内幕を暴露する一幕がありました。
番組では元芸能事務所社員が煮えたぎるしゃぶしゃぶ鍋に顔を押し付けられるパワハラを社長から受けて、やけどを負ったという週刊誌のニュースを紹介。“アツアツつながり”ということも考え、たけしはかつての熱湯風呂企画についても振り返り、「昔だったら、オレなんか相当訴えられてるんだろうな。『熱い風呂に入れた』とかいって。『たけしパワハラ』とかいって」と、危機感を感じていた。
しかし、芸人やタレントたちが熱湯風呂に入る姿を見届けるだけでなく、たけし自身も熱湯風呂に入ることもあったことを共演者にツッコまれると、たけしは「本当は熱くないからね、別に。あれでやけどしたヤツ、見たことないんだから」と、“衝撃の告白”をしたのである。芸人たちが本気で熱がる姿を見るのが楽しい同番組だったが、実は温度は大して高くないというのだ。そのため、芸人たちがオーバーリアクションを見せて成立していた企画だったようだ。
しかし、今でも特番などで見られる「熱湯風呂企画」とあって、この暴露により、企画そのものが消滅してしまうことも考えられるだけに、番組進行役のTBSの安住紳一郎アナは「それはたけしさんがコメントしないほうがいいと思いますよ」「いや、あれ(熱湯風呂は)熱いみたいですよ」と、必死にフォローを入れていた。
「過去の熱湯風呂企画を見ても、小島よしおやSKE48の須田亜香里が熱湯に入っているはずなのに、まったく熱がる様子を見せなかったりしたこともありましたし、本当に使用されているのは熱湯なのか?という疑惑は以前から上がっていました。とはいえ、昨年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)の中で熱湯風呂企画に挑戦した葉加瀬マイは、放送後に全身が赤く腫れた痛々しい写真を投稿していたこともありましたし、結局、スタッフのさじ加減次第ということでしょう。しかしながら、しゃぶしゃぶ鍋の熱湯並みに熱いわけはなく、身体を浸けることができる限度の中でスタッフが温度調整をしているようです。45度ぐらいでもいきなり湯船に浸かればそれは熱く感じますからね」(エンタメ誌ライター)
視聴者のだいたいの見当はついていただろうが、たけしの今回の発言で熱湯風呂企画が盛り上がりに欠けてしまう可能性も高い。今後はより“芸人たちの腕の見せどころ”な企画になりそうだ。
(権田力也)