7月25日、19時から4時間半にわたって放送された「2018FNSうたの夏祭り」(フジテレビ系)で、この春大ヒットした映画の感動を思い起こしていた視聴者の気持ちを「おもいっきり踏みにじった」として、司会のアンジャッシュ渡部建が大ブーイングをくらっている。
「この日の目玉の1つが、日本でも大ヒット、サントラも売れまくった映画『グレイテスト・ショーマン』の完全再現でした。別所哲哉がヒュー・ジャックマン演じる主人公に扮し、城田優はザック・エフロンに。そして、何といっても渡辺直美が特大ヒット曲『This Is Me』を歌うキアラ・セトル演じる髭女に扮し、完全再現の名に恥じない熱唱を披露しました。正直、完全再現という割には歌唱力的に微妙なシンガーもいましたが、衣装もセットもあれだけ再現して、英語の歌詞を歌いきった面々にはおもわず拍手を送りたくなる出来でした。案の定、放送直後からネットは『グレショー』祭り。一部、期待はずれといった評価もありましたが、多くは感動、もう一度見たくなった、渡辺直美や城田優を絶賛する声が投稿されましたね。そんな中、絶賛と同じくらい、猛批判されてしまったのが渡部建なんです」(女性誌ライター)
批判を受けてしまったのは、渡部建が渡辺直美に放ったひと言だった。渡辺はキアラ・セトル演じた髭女のルックスも完全再現。肌の色だけが少々違うだけで、風貌も、そして役柄のトレードマークでもあった髭もそっくりに作り、映画に感動した視聴者をもう一度感激させてしまったほど。ところが、パフォーマンス終了後に渡部が髭女メイクの渡辺に対し、ウケを狙ったのか、真面目にそう感じたのか「その格好でそんな真面目な話しないでください」と、言い放ってしまった。
「これにはグレショー好きの視聴者が大激怒。『人間は見た目じゃない』というメッセージを込めた映画の意図をまったく理解していないことがバレましたし、渡部への批判がSNS上に書き込まれると、『ムカついたのは私だけじゃなかったんだね』『渡部の人間性を疑う』『そもそも司会者として噛みすぎなうえに、人間としても最低』『渡部のひと言で台無しになった』など、次々にブーイングが浴びせられました。パフォーマンスの出来うんぬんは人それぞれの評価はあるでしょうが、確かに『あっ、それ言っちゃうんだ』と、私なんかも苦笑いしちゃいましたね」(前出・女性誌ライター)
おそらくは、渡部自身が「グレイテスト・ショーマン」を見ていなかったはず。それでも、あれだけ話題になったキアラ・セトルが歌う「This Is Me」のMVくらいは目にしたはず。「世界の渡部」なら、番組の目玉となる「世界のパフォーマンス」の予習はしておいたほうがよかったでは?
(塚田ちひろ)