本人にはそのつもりはなかっただろうが、坂道グループファンは不快感を抱いてしまったようだ。
モーニング娘。’18のリーダーである譜久村聖が、「朝日新聞」がモーニング娘。結成20周年を記念したインタビュー連載のラストを飾り、2日からインタビュー記事が配信されているが、どうやらそのインタビュー記事により思わぬ反響が巻き起こっているようだ。
メンバーの卒業と加入を繰り返し、現在リーダーを務める譜久村は9代目リーダーにあたるが、現在のモーニング娘。’18のひとつの武器にあげられるのがフォーメーションダンスで、そのダンス力の高さはアイドルファンからしっかり評価されている。
そのため、譜久村も今回の連載で「今はAKB48さんや乃木坂46さん、欅坂46さんなどいろんなアイドルがいますが、私たちのほうが踊っている。そこに対する自信は強く持っています」と自身を持って答えている。また、譜久村は「私はモーニング娘。を、ただの女の子集団にはしたくないんです」と、今後も高いレベルのパフォーマンスをしていきたいと意気込んでいる。
しかし、AKBや乃木坂といったグループ名が記事内で登場していることもあって、この“ただの女の子集団”という言葉にAKBグループファンや坂道グループファンが敏感に反応しており、「AKBや乃木坂はただの女の子集団ってことですか」「可愛くなくて踊れるだけならアイドルじゃなくて、ダンサー集団だけどね」「これではどうしても乃木坂を悪く言われている気がしてしまう」「AKBとかよりもスケジュールに余裕があるんだから、それで踊れないのはむしろ問題だろ」など、怒りのコメントが連打されてしまう事態となっている。
「譜久村としては当然、AKBや乃木坂をけなすつもりはないでしょうが、自分たちの方が踊ってきているという自信を見せながらも、こういった表現をしてしまうと、AKBや乃木坂はただの女の子集団と暗に言っているようにも思えてしまいます。実際のところ、AKBグループや坂道グループのファンも、モー娘。のパフォーマンス力は認めているでしょうが、今回のような表現には不快感を抱いてしまったようです」(アイドル誌ライター)
それぞれのグループごとに確立されたチームのカラーを強めていけば、ただの女の子集団になるようなことはないだろうが、たがいに刺激し合いながらアイドルシーンを盛り上げてほしいものだ。
(権田力也)