1969年から始まった“夏の紅白歌合戦”とも呼ばれている大型歌謡番組「思い出のメロディー」(NHK)。8月18日放送回で50回という節目を迎えたのと同時に、平成最後の放送ということで「名曲でつなぐ、昭和と平成 わたしと明日」をテーマに、誰かと誰かが歌で“つながる”、時代と視聴者が歌で“つながる”にこだわった選曲・演出で構成されていたのだが、これが大当たりとなったようだ。
10年ぶりに一夜限りの復活となった相田翔子と鈴木早智子によるWink、獅子舞の巨大衣装で登場した小林幸子、「ヨイトマケの唄」を熱唱する美輪明宏など、ツイッター上では“年末の「紅白」よりも「紅白らしい」”との声が続出している。
「この日の放送では約3カ月前の5月16日に63歳の若さで亡くなった西城秀樹の特集が組まれ、西城が使用していた“白いスタンドマイク”がステージに置かれました。西城と郷ひろみとともに“新御三家”と呼ばれていた野口五郎が、その白いマイクの隣で西城の1978年8月にリリースした名バラード曲『ブルースカイブルー』をしっとりと歌い上げた演出には、放送中から『マジで野口五郎の隣に西城秀樹が見えた!』『粋な演出に涙が止まらない』『オカンと見てる大学生だけど、西城秀樹も野口五郎もめっちゃ好きになった』など、ネット上で大反響となったようです」(テレビ誌ライター)
今年の「紅白」は、ぜひともこの日の「思い出のメロディー」以上の感動を与えてほしいものだ。